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製パン

製パンの業界分類
製パンの業界定義
各種パンを製造する。
ビジネステーマ
冷凍パン

製パンの業界概要

21年のパン生産量は124万トン
農林水産省の食品産業動態調査によると、2021年のパン生産量(小麦粉使用量)は前年比1.8%減の124万2487トンで、うち食パンが4.8%減の57万8005トン、菓子パンが0.4%増の41万6371トン、学校給食パンが15.5%増の2万3830トン、その他のパンが0.9%増の22万4281トンだった。前年のコロナ禍による小中学校の休校による減少から学校給食パンが回復。一方で家庭内での食事機会が減って食パンの需要は減少した。
総務省の家計調査を見ると、22年のパンの1世帯(2人以上)当たりの年間支出額は3万2497円と前年から3.6%増えた。パンの支出額は11年にコメを上回り、22年はコメより64%多かった。(2023/03/04調査)

製パンの市場動向

東京都、米粉パンの普及支援
市場は人口減で中長期的には縮小する公算が大きい。製パン会社にとって大きな脅威の1つは小売業が販売する低価格のプライベートブランド(PB)。スーパーなどは自社のPB食パンを優先的に販売し、一般メーカー品は売り場で目立ちにくい。コンビニエンスストアもPBの総菜パンで常に新規商品を求め、製パン各社には開発負担が重くのしかかる。セブンイレブンの「金の食パン」なども高級品ながらヒットした。
天然酵母や国産小麦など健康志向や高級志向などに応じた新商品を展開する業者の攻勢が強まっている。個性・特徴のあるパン屋が話題を呼び、1本1000円、2斤800円といった高級食パン市場が拡大した。ブームの火付け役は大阪市内で創業した「乃が美」で、「俺のフレンチ」を展開する俺の(東京・中央)は新業態で関西に進出。関西の「乃が美」や「嵜本」、名古屋発祥の「い志かわ」は東京へ進出した。独特の柔らかな食感などで人気が高い。旬の果物をふんだんに使ったフルーツサンドの専門店も増えている。最近ではシェフやパティシエ出身者が出店するケースも多く、原材料、調理法、味わいなどにこだわった「進化系パン」が人気を集めている。(2023/03/04調査)

製パンの競合状況

山崎製パン、神戸屋の包装パン事業買収
シェアトップの山崎製パンは2位以下に売上高で2倍以上の差を付ける。食パンから菓子パン、総菜パン、和洋デザートなどをフルラインでそろえる。自社物流網でスーパーなど取引先に直送し、卸を通さない独自のビジネスモデルを持つ。商品開発の権限を工場に委譲し、各工場が競って新商品を開発。工場周辺地域で好評なら、全国発売する。2021年6月に主力ブランド「超芳醇」から、高級食パンを発売した。厳選した小麦粉を使用するなど原材料にこだわり、独自製法でキメ細かくもっちりした食感に仕上げた。22年12月期の食パン部門は前の期比6.0%の増収だった。低価格帯商品の販売が大きく伸びた。主力の「ロイヤルブレッド」も好調。菓子パン部門は6.3%の増収。主力の高級シリーズなどが好調だった。
山崎製パンは23年2月、業界4位の神戸屋(大阪市)から包装パンの製造販売事業を買収した。神戸屋の関西の基盤を引き継ぎ、生産・営業体制を強化する。商品ブランドは当面維持する。神戸屋はパン原料の小麦価格高騰などの影響を受けて事業環境が悪化しており、事業の見直しを進めていた。(2023/03/04調査)

製パンの関連企業

山崎製パン株式会社
パン・和洋菓子の製造及び販売
第一屋製パン株式会社
パン・和洋菓子等の製造販売
日糧製パン株式会社
パン・菓子ならびにその他の食料品の製造および販売

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