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水産・水産加工品

水産・水産加工品の業界分類
水産・水産加工品の業界定義
水産物をもとにした加工食品を製造する。漁業、水産養殖を含む。

水産・水産加工品の業界概要

水産加工品市場規模、21年8637億円予測
水産加工品は魚介類を主原料に製造する缶詰・瓶詰や練り製品で、魚肉ハム・ソーセージや塩干品、煮干し品、素干し品、くん製品、塩蔵品、節製品などの総称。日本では沿岸で漁獲された魚介類を原料に使う水産加工業が沿岸部に立地する。2020年6月時点で、水産練り製品製造業(従業員4人以上)は598事業所、塩干・塩蔵品製造業(同)は516事業所、水産缶詰・瓶詰製造業(同)は82事業所、冷凍水産物製造業(同)は406事業所ある(経済産業省工業統計)。
富士経済(東京・中央)は21年の水産加工品の市場規模を前年比1.3%増の8637億円と予測する。健康意識の高まりで風味かまぼこが好調。水産缶詰・パウチは家庭内消費が伸びている。農林水産省の水産加工統計調査によると、21年の食用加工品の生産量は144万トン。加工種類別では練り製品が最も多く、全体の34.4%を占める。次に多いのが冷凍食品(シェア15.7%)で、以下、塩蔵品(10.5%)、塩干品(8.2%)、節製品(4.6%)、煮干し品(3.7%)などとなっている。生鮮冷凍水産物の生産量は111万トンだった。(2023/01/06調査)
業界レポートを閲覧することで、最新の業界動向・競合環境を簡単に理解・把握できます
日経業界分析レポートサンプル"
業界をイチから知るなら日経業界分析レポート 水産・水産加工品2022年11月10日 PDF 21P
日経NEEDS業界解説レポートサンプル"
最近の動きをまとめて知るなら日経NEEDS業界解説レポート 水産・水産加工品2023年1月13日 PDF

水産・水産加工品の市場動向

ロシア産水産物、関税上げ閣議決定
世界の水産業は漁獲から海面養殖にシフトしている。2013年に世界の養殖量が漁獲量を上回った。20年の世界の漁業・養殖業生産量は前年比0.1%増の2億1402万トン。このうち漁獲量は1980年代以降横ばい傾向だが、養殖量は急速に伸びている。漁獲量は中国が全体の15%を占める。
海面養殖は漁業権取得や既存業者の反発もあり、水質や水温、エサなどを完全制御した屋内水槽を使う陸上養殖が注目される。陸上養殖は小規模な取り組みが中心だったが、大手水産会社の参入で養殖システムの大規模化が進む。(2023/01/06調査)

水産・水産加工品の競合状況

マルハニチロ、イタリアに販売会社
マルハニチロは欧州、北米、東南アジアで水産物や加工食品の生産能力を拡充、海外展開を加速する。2024年度に21年度実績を4割上回る2150億円の海外売上高を目指す。21年1月にベトナムの水産加工会社サイゴンフードを子会社化した。ベトナムでの事業展開の足がかりにする。22年5月には英国の水産加工会社ノースコーストシーフーズを買収した。英国市場に本格進出する。イタリアでは合弁で6月に販売会社を設立した。一方でサケ・マス加工販売の米ピーターパンシーフーズは20年末に売却。経営不振が続き米国のサケ・マス事業からは撤退を決めた。
国内では21年9月にマグロ加工会社のマリンアクセス(静岡県吉田町)を子会社化した。22年4月には缶詰製造子会社のマルハニチロ北日本(北海道釧路市)の釧路第3工場が稼働した。22年4~9月期の水産資源事業は前年同期比24%の増収。主要魚種の相場が上昇した。(2023/01/06調査)

水産・水産加工品の関連企業

株式会社極洋
水産物の輸出入・加工・販売。農水産物を中心とする冷凍食品、缶詰・珍味類の製造・販売。鰹・鮪の漁獲及び養殖から加工・販売まで行う総合食品会社。
株式会社ニッスイ
世界中の水産資源へのアクセスを通じ、漁業、養殖生産、加工による「水産品」の販売、冷凍食品、缶詰、フィッシュソーセージ等の「食品」の製造販売、...
マルハニチロ株式会社
漁業、養殖、水産物の輸出入・加工・販売、冷凍食品・レトルト食品・缶詰・練り製品・化成品・飲料の製造・加工・販売、食肉・飼料原料の輸入、食肉製...

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