NIKKEI COMPASS

自動車(トラック・バス)

自動車(トラック・バス)の業界分類
自動車(トラック・バス)の業界定義
トラック、バスを製造する。

自動車(トラック・バス)の業界概要

多品種少量生産、脱ディーゼルにらむ
トラックやバスは、用途別にタイヤの数やエンジンの大きさなどで幅広い組み合わせになるため、多品種少量生産になるのが特徴だ。
日系メーカーは早くから進出していたタイ、インドネシア市場を中心に東南アジアで高いシェアを持つ。ただ、最大の市場で拡大が続く中国やインドでは廉価な現地メーカーがひしめき合い、競争が激化している。各国の自動車工業会が加盟する国際自動車工業連合会(OICA)によると、2021年のトラック・バスの世界生産台数は前年比5.9%増の2309万台。このうち3分の1以上をアジアが占める。(2023/02/19調査)

自動車(トラック・バス)の市場動向

EUがトラックのCO2排出規制案 40年に90%減、19年比
日本バス協会は、2030年までに累計1万台のEV(電気自動車)バスを業界内で導入する目標を明らかにした。国土交通省ではEVバス導入支援の予算として23年度、22年度の10倍以上にあたる100億円、約500台分を見込んでいる。自動車検査登録情報協会によると、国内のEVバスは22年3月末時点で149台にとどまる。現在は中国の比亜迪(BYD)製が大半を占めるとみられるが、スタートアップのEVモーターズ・ジャパン(北九州市)が23年末に国内で組み立て工場を稼働させる計画を立てているほか、トヨタ自動車などが参加する商用車の技術開発会社コマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ(CJPT)は24年度に生産を開始すると発表している。
日本自動車販売協会連合会によると、21年の大中型貨物車の販売台数は前年比3.1%減の8万3735台だった。8年間の増加傾向からここ4年ほどは足踏み状態で、国内のトラック市場は飽和状態が続いている。欧米と中国はそれぞれ現地大手が高いシェアを持っており、いすゞ自動車や日野自動車など日系大手は東南アジアなど海外にシフトしている。(2023/02/19調査)

自動車(トラック・バス)の競合状況

日野自、23年3月期最終赤字550億円
独ダイムラートラックホールディングス、スウェーデン・ボルボなどの世界大手は中大型を得意としており、欧米、中南米では圧倒的なシェアを誇る。一方、日系メーカーは中小型トラックに強みを持つ。販路はアジアが中心。
いすゞ自動車はボルボと提携。ボルボから2021年4月に買収したUDトラックスは、旧日産ディーゼル工業がボルボの完全子会社になった後、10年に社名を変更して発足した。いすゞのUD買収で、日本のトラックメーカーはいすゞ・UD、トヨタ自動車傘下の日野自動車、ダイムラートラック傘下の三菱ふそうトラック・バスの3陣営に集約される。日野は独フォルクスワーゲン(VW)のトラック・バス子会社のトレイトンと提携している。(2023/02/19調査)

自動車(トラック・バス)の関連企業

いすゞ自動車株式会社
トラック・バス・乗用車用ディーゼルエンジン・産業用ディーゼルエンジン・補給部品等の製造販売
日野自動車株式会社
トラック・バス・小型商用車・乗用車(トヨタ自動車よりの受託車)・各種エンジン・補助部品等の製造・販売
株式会社トランテックス
トラックリアボデーの製造・販売

自動車(トラック・バス)に関連する企業を地域から探す

北海道・東北地方
北海道(1)青森県(0)岩手県(0)宮城県(0)秋田県(0)山形県(1)福島県(0)
関東地方
茨城県(0)栃木県(0)群馬県(0)埼玉県(1)千葉県(0)東京都(1)神奈川県(3)
中部地方
新潟県(0)富山県(1)石川県(2)福井県(0)山梨県(0)長野県(0)岐阜県(0)静岡県(0)愛知県(0)
近畿地方
三重県(0)滋賀県(0)京都府(0)大阪府(0)兵庫県(0)奈良県(0)和歌山県(0)
中国地方
鳥取県(0)島根県(0)岡山県(0)広島県(0)山口県(0)
四国地方
徳島県(1)香川県(0)愛媛県(0)高知県(0)
九州地方
福岡県(0)佐賀県(0)長崎県(0)熊本県(0)大分県(0)宮崎県(0)鹿児島県(0)沖縄県(0)