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電子受動部品(コンデンサー・コイル)

電子受動部品(コンデンサー・コイル)の業界分類
電子受動部品(コンデンサー・コイル)の業界定義
抵抗器、コンデンサー、トランス等の電子受動部品(水晶デバイスを含む)、及びリードフレーム、セラミックパッケージ等の半導体パッケージとその関連製品を製造する。

電子受動部品(コンデンサー・コイル)の業界概要

電気蓄積・整流機能、軽量かつ高精度で実現
コンデンサーやインダクター(コイル)は電気信号の入力を受けて電気を蓄積したり、整えたりするため「受動部品」と呼ばれる。コンデンサーは電気の蓄電や直流電流を遮断したり、雑音を除去したりする機能を担う。インダクター(コイル)はコアの持つ磁力を使って、基板上に供給された電気を整えたり、電圧を変換したりする役割を持つ。交流を直流に変換するAC―DCコンバーター、直流の電圧を変換するDC―DCコンバーターの重要部品でもある。水晶デバイスは水晶結晶に機械的圧力や電圧をかけて、表面に電気を発生させる部品。セラミックデバイスより軽量で精度が高いため、いろいろな機器に不可欠な部品となっている。
電子情報技術産業協会(JEITA)の電子部品グローバル出荷統計によると、2021年度の日本メーカーの受動部品の世界出荷額は前年度比22%増の2兆702億円、そのうちインダクター(コイル)は同16%増の3109億円、コンデンサーは同23%増の1兆5210億円だった。(2023/01/05調査)
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日経業界分析レポートサンプル"
業界をイチから知るなら日経業界分析レポート 電子受動部品(コンデンサー・コイル)2021年12月24日 PDF 19P
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最近の動きをまとめて知るなら日経NEEDS業界解説レポート 電子受動部品(コンデンサー・コイル)2023年1月13日 PDF

電子受動部品(コンデンサー・コイル)の市場動向

EVや運転自動化で需要拡大、設備投資も増加
電子部品のなかで急成長しているのが、セラミックを誘電材料とした積層セラミックコンデンサー(MLCC)だ。MLCCはコンデンサーのうちの8割を占め、自動車1台に6千~1万個、スマホ1台に600~1000個ほど使われる。
MLCCの目下のテーマは小型化と大容量化だ。現在は「0603」(0.6ミリ×0.3ミリ)が主流だが、「0402」(0.4ミリ×0.2ミリ)と呼ぶ最先端品を採用するスマートフォン(スマホ)メーカーが増えている。20年以降普及が本格化している次世代通信規格「5G」通信の基地局向けに、MLCCの需要はさらに伸びている。一方、大容量化では、太陽誘電が18年5月、MLCCとして業界最大となる1000マイクロファラッドの静電容量製品を開発、量産している。MLCCの大容量化により電解コンデンサーから市場を奪いたい考えだ。(2023/01/05調査)

電子受動部品(コンデンサー・コイル)の競合状況

EV・5G向けが好調、電子部品7社全て増益
電子部品大手7社(村田製作所、太陽誘電、日本電産、TDK、京セラ、ローム、アルプスアルパイン)の22年3月期の純利益は、全社が前の期実績を上回った。EV、高速通信規格「5G」向けが好調だった。
MLCCで世界シェア約4割を占めて首位の村田製作所は、MLCCの基幹材料のチタン酸バリウムを一部内製しているのが強み。インダクター(コイル)なども競争力が高い。22年3月、出雲村田製作所(島根県出雲市)のイワミ工場にMLCC生産棟建設を発表した。投資額は約120億円で、23年4月の竣工予定。さらに24年4月竣工を目指して中国江蘇省の工場に約450億円を投じて生産棟を新設、MLCC部材を増産する。また、石原産業と同社子会社の富士チタン工業(大阪市)の3社で、23年3月にチタン酸バリウムを製造する共同出資会社を設立する。22年3月期のコンデンサー事業の売上高は前の期比25.3%増の7852億5400万円だった。主力のMLCCはパソコンと同関連機器用が伸び、スマホや自動車用も好調だった。コイルなどの「その他コンポーネント」事業も、売上高は同18.8%増の4604億4300万円。(2023/01/05調査)

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