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生活家電

生活家電の業界分類
生活家電の業界定義
白物家電のうち、洗濯機、掃除機、冷蔵庫等の家庭用電気製品を製造する。調理用家庭電器を除く。

生活家電の業界概要

省エネ、大容量、使いやすさなど重視
洗濯機や掃除機、冷蔵庫などの家庭用電気製品は、省エネ性能の高いタイプが売れている。センサーなどを駆使した省エネ機能を搭載した製品が当たり前になってきた。「どのくらい家事にかかる時間を短くできるか」を重視する消費者が増えていることも商品企画に影響している。各社は海外進出にも積極的で、現地の生活習慣にあった製品を販売している。
冷蔵庫は大型化が進んでいる。容量500リットル以上の割合が増え、700リットルを超えるものも登場している。買い置きや内食の広がりで保管量が増えたとみられる。日本電機工業会(JEMA)によると、2022年度の国内出荷は、台数が前年度比(以下同じ)2.8%減の約362万台と2年度連続の減少。ただ、食材のまとめ買い需要などから大容量型が好調で、601リットル以上の大型は41.2%増の13万8000台となった。冷蔵庫全体の出荷金額は約4462億円(1.0%増)だった。(2023/05/05調査)

生活家電の市場動向

スマホと連動、各種自動機能も充実
日本電機工業会(JEMA)がまとめた2022年度の白物家電国内出荷額は、前年度比3.0%増の2兆5872億円と、2年ぶりのプラスとなった。主要製品の多くで出荷台数が減ったが、原材料や輸送費高騰による値上げが浸透して出荷金額を押し上げた。高機能製品による需要喚起も奏功した。
洗濯機の国内販売台数は、乾燥機能のない全自動型が7割以上を占め、残りを一時ブームとなったドラム式と根強い人気の縦型が分け合う。(2023/05/05調査)

生活家電の競合状況

新発想製品や現地密着の開発体制急ぐ
2016年日経シェア調査(国内)によると、冷蔵庫はパナソニックが首位(22.2%)をキープし、シャープ(20.0%)や三菱電機(16.8%)、日立アプライアンス(16.6%、現・日立グローバルライフソリューションズ)などが追う。
微細イオンの力で菌や臭いを抑える冷蔵庫や洗濯機が増え、食材の鮮度を重視した機種も登場。三菱電機は20年、AIで利用者行動を分析し庫内温度の最適化を図る機能を搭載。21年には全室個別に冷却を制御する機能を加えた。日立GLSは同年、湿度などを調整して食材を長持ちさせる製品や、間接冷却で野菜の乾燥を抑える機種を発売した。東芝ライフスタイルは21年、肉や魚を冷凍せずに長期保存できる製品を投入。シャープは扉の開閉時間・頻度に合わせてイオンを調整する機種を発売した。(2023/05/05調査)

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