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家庭用暖房機器

家庭用暖房機器の業界分類
家庭用暖房機器の業界定義
石油ヒーターやガスヒータ等、家庭用の暖房機器を製造する。ルームエアコンを除く。

家庭用暖房機器の業界概要

買い替え需要低迷、エアコンとの競合激化
電気ヒーター、石油ヒーター、ガスヒーター、ストーブ、床暖房など家庭用の暖房機器を製造する。家庭用暖房機器とは電気や石油、ガスなどを熱源として、室内などを暖める機器である(ここではルームエアコンは除く)。
熱源を電気からとるのは電気ヒーター、電気ストーブ、電気こたつ、電気カーペット、電気毛布などで、石油を使うのはFF(強制吸排気)式石油暖房機、石油ファンヒーター、石油ストーブ、石油ヒーター、ガスではガスストーブ、ガスファンヒーターなどである。日本ガス石油機器工業会によると2021年度の出荷額は、ガス暖房機器が69億円(前年度比7%増)、石油暖房機器が484億円(同3.7%減)だった。(2023/03/14調査)

家庭用暖房機器の市場動向

省エネ性能プラス、デザイン・操作性も
国内の暖房機器市場は、2011年の東日本大震災直後は節電志向の高まりから、電気を使わない石油ストーブやガスストーブの販売が急増した。その後しばらくは伸び悩んだが、18年夏以降の台風や北海道地震を背景に、災害対策備蓄品として再び注目されている。
最近は省エネ性能の高いエアコンが増えていることもあり、熱源を同じ電気からとる暖房器具も一段の省エネ性能の向上が求められている。石油ストーブも、給油の手間や安全性の確保など課題が多い。(2023/03/14調査)

家庭用暖房機器の競合状況

パナソニックやダイニチ、センサーでこまめに温度調整
業界各社の新製品開発も活発だ。パナソニックは室温センサーで暖め過ぎを防ぐ省エネ電気カーペットや、独自開発の微粒子イオン機能で加湿しながら室内を暖める石油ファンヒーターを販売している。
三菱電機はヒートポンプ式の床暖房に力を入れている。ガスボイラー式に比べて消費電力が半分以下で、設置面積が広い大型施設向けに導入を働き掛ける。欧州向けに、約130億円を投じてトルコに工場を新設し、24年の稼働を目指す。(2023/03/14調査)

家庭用暖房機器の関連企業

ダイニチ工業株式会社
石油ファンヒーター、業務用石油ストーブ、加湿器、発煙用機器、その他部品(サービスパーツ)、コーヒーメーカー他
株式会社トヨトミ
石油ストーブ、石油ファンヒーター等の石油燃焼機器および家電製品(電気ストーブ、窓用エアコン、除湿冷風機、加湿器、空気清浄機等)の製造・販売
東京ガスファーストエナジー株式会社-
ガス器具の販売、取付、修理および東京ガス委託業務等

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