メモリーカード
メモリーカードの業界分類
メモリーカードの業界定義
フラッシュメモリーを使用した記録メディアを製造する。
メモリーカードの業界概要
デジカメ・ビデオカメラ販売低迷で市場縮小
デジタルカメラやデジタルビデオカメラ、スマートフォン(スマホ)などで使う小型の記憶媒体を製造する。コンパクトフラッシュ、xDピクチャーカードなど様々な規格が並立してきたが、東芝、パナソニック(現パナソニックホールディングス)、米サンディスクが普及団体SDカード協会を設立し、SDカード系列が市場のほとんどを占めるようになった。メモリーカードは店頭やネット通販でパッケージを購入するだけでなく、デジカメやスマホの付属品として同梱されて流通するケースも少なくない。
メモリーカードの国内出荷量は減少傾向にある。調査会社テクノ・システム・リサーチ(東京・千代田)によると、2014年の出荷は11.4%減の4813万枚だった。13年は5432万枚、12年は6018万枚だったので、減少傾向に歯止めがかかっていない。スマートフォンの普及拡大でデジタルカメラやビデオカメラなどの販売が低迷、同時購入されることが多いSDカードの需要が減り、市場が縮小している。日本経済新聞社がまとめた16年の国内「主要商品・サービスシェア調査」によると、16年中に家電量販店などで販売されたメモリーカードは前年比5.7%減の2968万枚(日経推定)だった。経済産業省の工業統計によると、SDカードなどが含まれる半導体メモリメディアの19年出荷金額は、前年比32.3%減の87億1100万円とさらに減少している。(2023/03/05調査)
メモリーカードの国内出荷量は減少傾向にある。調査会社テクノ・システム・リサーチ(東京・千代田)によると、2014年の出荷は11.4%減の4813万枚だった。13年は5432万枚、12年は6018万枚だったので、減少傾向に歯止めがかかっていない。スマートフォンの普及拡大でデジタルカメラやビデオカメラなどの販売が低迷、同時購入されることが多いSDカードの需要が減り、市場が縮小している。日本経済新聞社がまとめた16年の国内「主要商品・サービスシェア調査」によると、16年中に家電量販店などで販売されたメモリーカードは前年比5.7%減の2968万枚(日経推定)だった。経済産業省の工業統計によると、SDカードなどが含まれる半導体メモリメディアの19年出荷金額は、前年比32.3%減の87億1100万円とさらに減少している。(2023/03/05調査)
メモリーカードの市場動向
動画向けにメモリーカード活用の試みも
メモリーカード市場のけん引役はこれまでのデジタルカメラやパソコンからスマホへと移り、大容量の高付加価値品の比率が上昇している。米アップルのスマホ「iPhone」は後からメモリーカードを追加できないが、米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載するスマホの多くは、超小型のマイクロSDカードを装着できる。アプリや写真を記憶する容量を引き上げられることから、スマホと同時に購入するケースが一時的に増えた。無線LANの機能を内蔵し、写真共有をスムーズにする無線通信網「Wi-Fi」付きSDカードも発売されている。しかし、スマホのデータをデータセンターに蓄積して利用できるクラウドコンピューティングの普及に伴って、端末のメモリーカードに大きなデータを置く必要性は薄れている。
データ転送度が速く、大容量化も可能だとして、高精細ビデオカメラや高解像度デジタルカメラ用をうたうXQDメモリーカードが12年に登場した。しかし、XQDカードに対応しているのは、デジタル一眼レフやビデオカメラの一部機種にとどまり、普及は進んでいない。(2023/03/05調査)
データ転送度が速く、大容量化も可能だとして、高精細ビデオカメラや高解像度デジタルカメラ用をうたうXQDメモリーカードが12年に登場した。しかし、XQDカードに対応しているのは、デジタル一眼レフやビデオカメラの一部機種にとどまり、普及は進んでいない。(2023/03/05調査)
メモリーカードの競合状況
ソニー、小型の次世代メモリーカード規格対応モデル
キオクシア、パナソニックホールディングス、ウエスタンデジタル(WD)傘下のサンディスクの推進するSDカード系列が市場の9割以上を占める。ソニーは独自規格の「メモリースティック」を推進していたが、10年度に戦略を転換。ソニーブランドのSDカードを他社からOEM(相手先ブランドによる生産)供給を受けて発売した。オリンパスや富士フイルムホールディングスが主導した「xDピクチャーカード」も市場から姿を消した。16年の日経シェア調査によると、メモリーカード国内市場首位は世界最大手の米サンディスク(22.1%)。2位東芝(15.2%)、3位エレコム(12.1%)、4位台湾トランセンド・インフォメーション(7.9%)、5位アイ・オー・データ機器(5.4%)の順だった。
米ハードディスク駆動装置(HDD)大手のWDは16年5月、子会社ウエスタンデジタルテクノロジーズを通じて進めてきた米サンディスクの買収手続きを完了。サンディスクはWDの完全子会社となった。買収総額は約190億ドル(2兆2800億円)。WDはサンディスクが手掛けるNAND型フラッシュメモリーを事業領域に加え、データ記憶装置で世界最大手企業となった。米ウエスタンデジタルの日本法人、サンディスクは21年1月、ウエスタンデジタルに商号変更した。(2023/03/05調査)
米ハードディスク駆動装置(HDD)大手のWDは16年5月、子会社ウエスタンデジタルテクノロジーズを通じて進めてきた米サンディスクの買収手続きを完了。サンディスクはWDの完全子会社となった。買収総額は約190億ドル(2兆2800億円)。WDはサンディスクが手掛けるNAND型フラッシュメモリーを事業領域に加え、データ記憶装置で世界最大手企業となった。米ウエスタンデジタルの日本法人、サンディスクは21年1月、ウエスタンデジタルに商号変更した。(2023/03/05調査)
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