NIKKEI COMPASS

記録用メディアドライブ

記録用メディアドライブの業界分類
記録用メディアドライブの業界定義
AV機器やパーソナルコンピューターで使用する、CD/DVD等の光学メディアや磁気メディア等の読取・書込機器を製造する。

記録用メディアドライブの業界概要

光ディスク装置出荷額、21年度は15%減
コンピューターの周辺機器で、パソコンの主記憶装置であるメインメモリーを補助する記憶装置を製造・販売する業界である。家庭用録画再生機などの映像・音響機器、パソコン、企業のコンピューターなどで使用するCDやDVD、ブルーレイ・ディスク(BD)などの光学ディスク装置や、磁気ディスク装置などの読み取り・書き込み機器を手掛ける。大手家電やパソコンメーカーなどにOEMで供給するほか、単品を店頭で販売する場合もある。
ネットワーク経由でサーバーからソフトを利用、あるいはデータを格納するクラウドコンピューティングや簡便なUSBメモリーの普及が進んだのにつれて、光学ディスク装置、磁気ディスク装置の需要が減退。この影響で、記録用メディアドライブ市場は縮小を続けている。(2023/03/05調査)

記録用メディアドライブの市場動向

アーカイバル・ディスクに期待かかる
光学ディスクなどの記録用メディアや駆動用のドライブの市場が一部を除いて縮小傾向にあるのは、HDDの大容量化や、ネットワーク経由でサービスを受けたりデータを格納したりするクラウドコンピューティングが急成長しているほか、パソコン同士でデータを受け渡す手段としてUSBメモリーの普及が進んでいるため。
さらに大容量データをインターネットでやり取りするための「オンラインストレージ」のサービスも充実してきており、光学ディスクや磁気テープなどで情報を配布したり、データを手元にとっておいたりする使い方が主流でなくなりつつある。(2023/03/05調査)

記録用メディアドライブの競合状況

ソニーグループが5.5TBのアーカイバル・ディスク
光学ディスク装置市場は日立製作所と韓国LGエレクトロニクスの合弁の日立LGデータストレージ(東京・港)が世界シェア60%を超えて首位。しかし、光学ディスクの市況悪化に伴い、多くの企業が事業の縮小を図ったり、事業体制を見直したりしている。
光学ディスク装置製造大手だったパイオニアは15年3月、AV(音響・映像)機器子会社のパイオニアホームエレクトロニクス(PHE、川崎市)をオンキヨーと経営統合。ブルーレイディスク(BD)プレーヤーなど主力製品のほとんどを移管した。これに伴い、PHEは「オンキヨー&パイオニア」と社名を変更。オンキヨーも7月にオーディオ機器や車載・家庭用スピーカーなどAV事業をオンキヨー&パイオニア(その後、オンキヨーホームエンターテイメント)に移管した。しかし、同社は債務超過を解消できず、21年8月1日に上場廃止。主力の家庭向けAV事業を21年9月にシャープなどに売却した後、22年5月自己破産を申請した。一方、パイオニアは19年3月、香港に本拠を置くアジア系ファンド、ベアリング・プライベート・エクイティ・アジアの完全子会社となり、地図とデータを組み合わせたカーエレクトロニクス分野で再建を図る。(2023/03/05調査)

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