電池・電池材料の業界概要
車載向けが急拡大 中国勢の優位強まる
電池やその材料を生産する業界。電池には乾電池などの1次電池、充電して繰り返し使用できる2次電池、水素などを触媒とする燃料電池がある。経済産業省機械統計によると、1次・2次を合わせた21年の電池の国内出荷額は前年比19.5%増の1兆918億6600万円。リチウムイオン蓄電池は同28%増の5691億3700万円と2年連続で増加した。車載用は同35%増の4251億300万円で75%を占めた。
市場をけん引しているのがリチウムイオン電池(LiB)。電極の間にセパレーター(絶縁材)をはさみ、電解液を通じてリチウムイオンが行き来することで充放電を繰り返す。スマートフォン向けなどが主体だったが、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)向けの需要が急拡大している。富士経済(東京・中央)は自動車の駆動用2次電池の世界市場が35年に36兆6037億円になるとの予測を発表した。21年と比べ約5倍に膨らむという。(2023/01/09調査)
市場をけん引しているのがリチウムイオン電池(LiB)。電極の間にセパレーター(絶縁材)をはさみ、電解液を通じてリチウムイオンが行き来することで充放電を繰り返す。スマートフォン向けなどが主体だったが、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)向けの需要が急拡大している。富士経済(東京・中央)は自動車の駆動用2次電池の世界市場が35年に36兆6037億円になるとの予測を発表した。21年と比べ約5倍に膨らむという。(2023/01/09調査)
電池・電池材料の市場動向
加速するEVシフト、トヨタやパナソニックが内外で増産投資
電気自動車(EV)向けの本命とされるリチウムイオン電池(LiB)を巡っては自動車メーカーと電機大手の合従連衡が活発化している。英調査会社のLMCオートモーティブによると、30年の世界のEV販売台数は21年の7.6倍の3544万台になる見込み。
トヨタ自動車は20年4月からパナソニックホールディングス(HD)と共同生産を始めたほか、EV電池の世界最大手、寧徳時代新能源科技(CATL)とも提携した。ホンダもCATLと共同開発で合意しており、22年12月、CATLからEV電池を長期調達すると発表した。(2023/01/09調査)
トヨタ自動車は20年4月からパナソニックホールディングス(HD)と共同生産を始めたほか、EV電池の世界最大手、寧徳時代新能源科技(CATL)とも提携した。ホンダもCATLと共同開発で合意しており、22年12月、CATLからEV電池を長期調達すると発表した。(2023/01/09調査)
電池・電池材料の競合状況
パナソニックHD、内外でEV電池増産 米で6000億円投資
「脱・炭素」の流れが強まり、世界の自動車メーカーが電気自動車(EV)シフトに動く中、電池の安定調達を目指すつばぜり合いが激しくなっている。
パナソニックホールディングス(HD)とトヨタ自動車が共同出資したプライムプラネットエナジー&ソリューションズは20年4月から事業を開始した。ハイブリッド車(HV)向けEV電池の生産を22年から開始。中国・大連でも3棟目の工場建設に着手した。(2023/01/09調査)
パナソニックホールディングス(HD)とトヨタ自動車が共同出資したプライムプラネットエナジー&ソリューションズは20年4月から事業を開始した。ハイブリッド車(HV)向けEV電池の生産を22年から開始。中国・大連でも3棟目の工場建設に着手した。(2023/01/09調査)
電池・電池材料の関連企業
三井金属鉱業株式会社
機能材料・電子材料の製造・販売、非鉄金属製錬、資源開発、貴金属リサイクル、素材関連事業、自動車用機能部品の製造・販売等
関東電化工業株式会社
基礎化学品(か性ソーダ、塩素、水素およびそれを利用した無機・有機製品)ならびにフッ素系・鉄系精密化学品の製造・販売
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