繊維・縫製機械
繊維・縫製機械の業界分類
繊維・縫製機械の業界定義
精紡機、編機、染色機、工業用ミシン等、繊維製品の加工に用いる機械を製造する。家庭用のミシンを含む。
繊維・縫製機械の業界概要
多くの機械メーカーの祖業、21年生産額は大幅増
繊維・縫製機械は、衣食住の「衣」を支える繊維・縫製産業で使用される。織り機や編み機、工業用ミシンなどがある。繊維産業は日本のなかでも機械化が早く、繊維機械を祖業とする機械・自動車メーカーは少なくない。
経済産業省の生産動態統計によれば、2021年の繊維機械の生産額は前年比45.5%増の2048億円と急増した。19年、20年は2年続けて大幅減だったが、持ち直した。内訳をみると「紡績機械」が438億円(前年比189.9%増)、「準備機械(糸巻機・その他の準備機械)」が404億円(同126.4%増)、「織機」が375億円(同45.1%増)、「編組機械」が362億円(49.5%増)と好調だった。(2023/05/14調査)
経済産業省の生産動態統計によれば、2021年の繊維機械の生産額は前年比45.5%増の2048億円と急増した。19年、20年は2年続けて大幅減だったが、持ち直した。内訳をみると「紡績機械」が438億円(前年比189.9%増)、「準備機械(糸巻機・その他の準備機械)」が404億円(同126.4%増)、「織機」が375億円(同45.1%増)、「編組機械」が362億円(49.5%増)と好調だった。(2023/05/14調査)
繊維・縫製機械の市場動向
アパレル縫製の国内回帰で、デジタル化需要拡大
日本繊維機械協会によると、21年の繊維機械輸出額は前年比13.4%増の2035億円となった。
ミシンの生産額の1割弱を占める家庭用ミシンの輸出は北米・欧州の先進国向けが中心。キルトなどを家庭で縫う文化があり、50万円~100万円のミシンも売れる。日本のミシンの売れ筋が1万~2万円台なのとは対照的だ。(2023/05/14調査)
ミシンの生産額の1割弱を占める家庭用ミシンの輸出は北米・欧州の先進国向けが中心。キルトなどを家庭で縫う文化があり、50万円~100万円のミシンも売れる。日本のミシンの売れ筋が1万~2万円台なのとは対照的だ。(2023/05/14調査)
繊維・縫製機械の競合状況
得意分野生かした事業展開、海外にも注力
トヨタ自動車の源流である豊田自動織機は、祖業の「繊維機械」セグメントで織機、紡機、糸品質測定機器、綿花格付機器を手がける。23年3月期(連結)の同セグメント決算では、売上高843億円(前の期比22%増)、営業利益78億円(同41%増)と好調だった。
工業用ミシンの世界最大手はJUKI。21年4月、同業大手のPEGASUS(23年4月にペガサスミシン製造から社名変更)と事業提携する基本契約を締結した。東南アジア市場を共同開発する。JUKIは本縫いミシンで年間70万台の生産能力を持つ。中国・上海やベトナム・ホーチミンにも工場があり、台数ベースでは9割以上が海外生産。(2023/05/14調査)
工業用ミシンの世界最大手はJUKI。21年4月、同業大手のPEGASUS(23年4月にペガサスミシン製造から社名変更)と事業提携する基本契約を締結した。東南アジア市場を共同開発する。JUKIは本縫いミシンで年間70万台の生産能力を持つ。中国・上海やベトナム・ホーチミンにも工場があり、台数ベースでは9割以上が海外生産。(2023/05/14調査)
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