発動機(エンジン)
発動機(エンジン)の業界分類
発動機(エンジン)の業界定義
主に産業用の各種エンジン、ディーゼルエンジン発電機、内燃機関、ガスタービン等を製造する。自動車用、船舶用エンジンを除く。
発動機(エンジン)の業界概要
環境負担少ないガスエンジンに注目
農業、林業や建設分野の機械などに使われる小型ディーゼルエンジン、工場や大規模な商業ビルなどの非常用発電設備で使われる中大型ディーゼルエンジン、ポンプや農業機械などに使われるガソリンエンジン、ガスを燃料にしたガスエンジンなどを製造する。特にガスエンジンは窒素酸化物(NOX)の排出が少なく、環境規制に配慮した工場向けなどでも注目を集めている。(自動車用と航空機用エンジンは別項で扱う)
相次ぐ自然災害への対策として、非常用発電設備としての需要が広がっている。メーカー側もガスタービンやディーゼルエンジンなど、航空機・産業機械・船舶向けで培った技術を生かし、陸上発電需要を開拓しようとしている。(2023/01/23調査)
相次ぐ自然災害への対策として、非常用発電設備としての需要が広がっている。メーカー側もガスタービンやディーゼルエンジンなど、航空機・産業機械・船舶向けで培った技術を生かし、陸上発電需要を開拓しようとしている。(2023/01/23調査)
発動機(エンジン)の市場動向
主要供給先の農機・建機生産は好調
エンジンの主要供給先の農業機械の2020年の生産額(日本農業機械工業会調べ)は5203億円(前年比21.1%増)となった。国内向けが2887億円(12.2%増)、輸出向けは2316億円(34.4%増)。
もう一つの大きな供給先である建設機械の21年度生産実績(日本建設機械工業会調べ)は前年比26.6%増の1兆8086億円。3年ぶりの増加となった。(2023/01/23調査)
もう一つの大きな供給先である建設機械の21年度生産実績(日本建設機械工業会調べ)は前年比26.6%増の1兆8086億円。3年ぶりの増加となった。(2023/01/23調査)
発動機(エンジン)の競合状況
海外企業買収などで得意分野強化
東日本大震災以降大きな自然災害が相次ぐことから、自家発電需要に対応したガスタービンの開発が進む。ただ、新型コロナ禍の影響で大口需要家である電力会社の設備工事が遅れており、ガスタービン各社は収益の下方修正を迫られる状況だ。
川崎重工業は出力3万キロワット級のガスタービンの新製品を開発。新しい耐熱材料の採用やタービン冷却技術の改良などで40%の発電効率を実現した。蒸気タービンと組み合わせたコンバインドサイクル発電設備として使えば、50%以上の発電効率を実現できる。20年6月には、高速回転技術を用いた国内メーカー初の「水素液化機」を商品化し、燃料電池車(FCV)向け燃料工場向けに発売した。発電用の水素ガスタービン事業も強化する。2026年3月期、沖縄電力とアンモニア発電の実証実験を始める。船舶用エンジンの水素化も積極化しており、ジャパンエンジンコーポレーションと提携して23年度中に実証設備を開設する。(2023/01/23調査)
川崎重工業は出力3万キロワット級のガスタービンの新製品を開発。新しい耐熱材料の採用やタービン冷却技術の改良などで40%の発電効率を実現した。蒸気タービンと組み合わせたコンバインドサイクル発電設備として使えば、50%以上の発電効率を実現できる。20年6月には、高速回転技術を用いた国内メーカー初の「水素液化機」を商品化し、燃料電池車(FCV)向け燃料工場向けに発売した。発電用の水素ガスタービン事業も強化する。2026年3月期、沖縄電力とアンモニア発電の実証実験を始める。船舶用エンジンの水素化も積極化しており、ジャパンエンジンコーポレーションと提携して23年度中に実証設備を開設する。(2023/01/23調査)
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