ポンプ・風水力機械
ポンプ・風水力機械の業界分類
ポンプ・風水力機械の業界定義
ポンプ、送風機等、ファンやロータリ等を利用して、圧力の低い場所にある流体を圧力の高い場所に移送するための機械装置機械を製造する。油圧ポンプを除く。
ポンプ・風水力機械の業界概要
21年度のポンプ受注、2年ぶり増加 エネルギー危機で特需も
ポンプ、送風機など空気や液体を送り込み、力を増幅させたりして様々な装置の動力源とする機械を製造する業界である。
ポンプは液体を必要な高さまで上げたり、圧力を高めたりするのに使う。空気を送ったり、圧力を高めたりする機械は空気を圧縮する程度によってファン、ブロワー、圧縮機(コンプレッサー)と呼び名が変わり、ファンとブロワーは総称して送風機と呼ばれる。ファンは換気や空調、冷却といった装置に使われる。ブロワーは下水処理で汚れを取り除く微生物を活性化させるために空気を送り込む用途などで使う。圧縮機は空気圧を利用して動かす機械や、ガスを圧縮して液化したりする目的に使用される。(2023/01/10調査)
ポンプは液体を必要な高さまで上げたり、圧力を高めたりするのに使う。空気を送ったり、圧力を高めたりする機械は空気を圧縮する程度によってファン、ブロワー、圧縮機(コンプレッサー)と呼び名が変わり、ファンとブロワーは総称して送風機と呼ばれる。ファンは換気や空調、冷却といった装置に使われる。ブロワーは下水処理で汚れを取り除く微生物を活性化させるために空気を送り込む用途などで使う。圧縮機は空気圧を利用して動かす機械や、ガスを圧縮して液化したりする目的に使用される。(2023/01/10調査)
ポンプ・風水力機械の市場動向
国内市場は停滞 買収で海外開拓に注力
ポンプの国内市場は、公共向けが1998年度の約1800億円から2010年度に約600億円まで減少し、市場は縮小していた。東日本大震災を受け水関連インフラの復興需要が見込まれる一方、原子力発電所向けは稼働停止の打撃が大きい。一方、海外はインフラ整備需要が旺盛な途上国を中心に増加基調にある。日本産業機械工業会(東京・港)によると、21年度のポンプの受注額は前年度比16%増の4305億円と、2年ぶりに前年実績を上回った。
国内市場が停滞する中、各社は海外市場の開拓を急いでいる。荏原は15年にインドネシアでポンプのサービス関連事業を手掛ける企業を買収。中南米では同年12月にブラジルのポンプメーカー、テーベ・ボンバス・イドラリカスを買収した。ポンプを扱う海外の販売・サービス拠点を16年度までの3年間で10カ所増やして約30カ所とした。海外の製油所などで使う特注ポンプの保守サービスなどを担う日本人社員も18年度までに3倍に増やすなど営業体制を強化した。(2023/01/10調査)
国内市場が停滞する中、各社は海外市場の開拓を急いでいる。荏原は15年にインドネシアでポンプのサービス関連事業を手掛ける企業を買収。中南米では同年12月にブラジルのポンプメーカー、テーベ・ボンバス・イドラリカスを買収した。ポンプを扱う海外の販売・サービス拠点を16年度までの3年間で10カ所増やして約30カ所とした。海外の製油所などで使う特注ポンプの保守サービスなどを担う日本人社員も18年度までに3倍に増やすなど営業体制を強化した。(2023/01/10調査)
ポンプ・風水力機械の競合状況
荏原、海外で標準ポンプ3倍増めざす
ポンプは荏原、日立製作所が最有力。2社以外の上場企業ではプラント用大型ポンプが主力の酉島製作所、特殊ポンプに強みを持つ日機装、ポンプ専業大手の電業社機械製作所、水中ポンプ最大手の鶴見製作所、真空ポンプを得意とする宇野澤組鉄工所、化学用精密ポンプのタクミナなどがある。
荏原は国内市場が伸び悩む中、海外事業を拡大している。30年までの長期ビジョンでは水インフラなどに使う量産品の「標準ポンプ」の海外売上高を現在の3倍に引き上げる。東南アジアや北米などの市場シェアを2~3%から7%程度に高める。21年4月にトルコのバンサンを113億円で買収した。22年9月には北米に拠点を持つヘイワード・ゴードンを買収した。(2023/01/10調査)
荏原は国内市場が伸び悩む中、海外事業を拡大している。30年までの長期ビジョンでは水インフラなどに使う量産品の「標準ポンプ」の海外売上高を現在の3倍に引き上げる。東南アジアや北米などの市場シェアを2~3%から7%程度に高める。21年4月にトルコのバンサンを113億円で買収した。22年9月には北米に拠点を持つヘイワード・ゴードンを買収した。(2023/01/10調査)
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