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Question

プラスチック容器

プラスチック容器の業界分類
プラスチック容器の業界定義
発泡プラスチック等、プラスチック容器を製造する。ペットボトルを除く。
ビジネステーマ
冷凍パン

プラスチック容器の業界概要

食品から医療品まで用途はさまざま
食品や日用品、エレクトロニクス、医療品など幅広い分野で利用されるプラスチック容器を製造する。容器はプラスチック(樹脂)を主材に使い、ボトルやフィルム、チューブ、成形品など形状に応じて製法(成形方法)が異なる。主材には包装される商品の特性や要求にあった材質の樹脂が使われる。なかでも食品用の簡易包装容器は最も生活に密着した製品の1つであり、内容物の品質を保持し、消費者に衛生面で安全・安心を提供する重要な役割を担う。
食品容器は、食品スーパーなどの小売店が扱う弁当・総菜、カップラーメン、鶏卵パックなどに使われ、形状や色、機能などはさまざま。見栄えなど容器の良し悪しが商品の売れ行きを左右する面があるため、容器メーカーは消費者の購買欲をそそる容器の開発や営業にしのぎを削っている。(2023/05/02調査)

プラスチック容器の市場動向

プラ廃棄物削減で新法施行
業界全体に共通する課題は、原材料(主にナフサなど)の価格変動によって業績が左右される点である。原価率が上昇すれば利益圧迫要因になる。原材料の値上がりを受け、食品容器メーカーは2017年以降、製品価格の値上げを進めてきた。製品コストへの影響が大きい原材料費の変化に対応できる事業体質を構築できるかは業界の大きなテーマである。
一方で、食品用のプラスチック包装容器では、食品メーカーや小売店など顧客から受ける値下げ圧力への対応も重要になる。容器メーカーはコスト削減のため、容器の軽量化や商品数の絞り込み、物流の効率化などに取り組む。小売店と共同で新たな容器を開発したり、売り場作りを提案したりといった施策も打ち出している。(2023/05/02調査)

プラスチック容器の競合状況

エフピコ、兵庫県に関西工場を完成
プラスチック容器メーカーには、事業分野に特化した独自技術や製造ノウハウを持つ企業が多い。
エフピコは簡易食品容器の最大手であり、30%近いシェアを持つ。2020年10月に積水ヒノマル(熊本市)からプラスチック食品容器の成形品事業を買収した。同社は水産加工業者との取引が多く、販路拡大などを見込む。エフピコは23年1月、兵庫県に関西工場と配送センターを完成した。近畿エリアの需要拡大に対応し、生産・物流能力を増強する。火災が発生した中部第一工場は建て替えて22年5月に拡張した。(2023/05/02調査)

プラスチック容器の関連企業

日本マタイ株式会社
包装資材、合成樹脂製品、紙製品、その他産業資材の製造・加工・販売および輸出入
東海プラスチック工業株式会社
食品用トレー、パッケージや工業関係のプラスチック部品製造販売

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