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金属表面加工

金属表面加工の業界分類
金属表面加工の業界定義
各種金属のメッキ処理、熱処理、研磨処理等、表面加工処理を行う。
ビジネステーマ
異種材料接合技術

金属表面加工の業界概要

ドライコーティングが市場拡大 19年の表面処理鋼材業出荷額は2014億円(工業統計)
金属への表面加工には電気メッキ、真空メッキ、無電解メッキ(化学薬品の還元作用で金属を析出、還元される金属そのものが触媒として働く)、溶融メッキ(通称”どぶ浸け”メッキ)といった伝統的なメッキのほか、ドライコーティング、研磨などがある。自動車、エレクトロニクス、精密機械、土木・建築分野など極めて幅広い産業を顧客に抱える。これらの加工を専門に手掛ける事業者が多数いる一方で、自動車部品メーカー等がこれらの加工工程を内製化しているケースもある。
專業メーカーの多くは委託加工で収益を上げているが、事業者の経営規模が比較的小さいことから、主要ユーザーの1つである自動車産業のグローバル展開に対応した海外拠点の整備等にまで視野を広げたケースは未だ少ない。(2023/01/16調査)
業界レポートを閲覧することで、最新の業界動向・競合環境を簡単に理解・把握できます
日経NEEDS業界解説レポートサンプル"
最近の動きをまとめて知るなら日経NEEDS業界解説レポート 金属表面加工2023年1月23日 PDF

金属表面加工の市場動向

22年1~11月の溶融亜鉛メッキ生産量は1.6%減
防錆メッキは機械部品や橋梁等の構造材料に処理するもので、簡便性やコストの安さから亜鉛メッキが主に使われている。亜鉛メッキは後工程に環境負荷物質として世界的に規制が強化されつつある六価クロムによるクロメート処理が施されてきたが、最近では環境負荷問題の生じない三価クロムへの転換が進んでいる。機能メッキは耐摩擦性の付与を目的に硬質クロムメッキや導電性付与のための銅メッキが主体だったが、最近では皮膜の多機能化が進んでいる。
ドライコーティングは、主に金属原子を発生させる方法の違いにより、CVD(化学的気相成膜法)、PVD(物理的気相成膜法)に区別され、さらにPVDの中にスパッタリング法とイオンプレーティング法がある。CVDは約800度Cと極めて高温でセラミックス膜と基材との間に強固な密着層を形成するため、剥離しにくく密着性に優れた良質なセラミックス膜を得られる。しかし、基材として超硬合金などの一部の耐熱性が高いものに限られ、工具や部品などに多く用いられる熱処理された合金鋼には使えない。市場規模も全体の1割程度を占めるにすぎないが、複雑な形状への対応が容易といったメリットもあり、金型部品を中心に根強い需要を確保している。(2023/01/16調査)

金属表面加工の競合状況

オーネックスの今期は増収増益予想
電気メッキではJX金属プレシジョンテクノロジーがある。同社は親会社のJX日鉱日石金属の主導で素材・プレス・メッキの一貫供給体制を強化するため、13年1月に三友電子工業が鈴木製作所(栃木県那須塩原市)、JX金属プレシジョンテクノロジーを吸収合併し、社名をJX金属プレシジョンテクノロジーに変更した。生産部門を統合、精密加工事業の営業は親会社で行う。その他、電気メッキ・無電解メッキ両方を手掛けるアイシン精機の関係会社、愛知技研(刈谷市)や太洋工作所(大阪市)などがある。熱処理業界では、メーカーの熱処理外注化による受注獲得機会の拡大が予想されている。
オーネックスは、3月に金属熱処理加工を担ってきた長野工場(上田市)を閉鎖、厚木工場、東松山工場など他工場に生産を移管する。新型コロナ禍による自動車部品関連をはじめとする受注減が長野工場で特に大きな損失を与えていた。22年6月期は売上高が5.1%増の47億4700万円、営業利益6800万円(前期は1億5200万円の損失)と増収増益。産業工作機械、建設機械関連の受注が増えた。(2023/01/16調査)

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