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合成ゴム

合成ゴムの業界分類
合成ゴムの業界定義
ポリブタジエン系、ニトリル系、クロロプレン系等、樹脂を原料とした合成ゴムを製造する。

合成ゴムの業界概要

自動車向け需要が7~8割 19年出荷額は5026億円(工業統計)
合成ゴム業界は、石油化学コンビナートから出る原料などを用い、天然ゴムと同様の弾性を持つ高分子材料であるゴムを生産・販売している。耐熱性や耐油性などに優れる製品が多く、タイヤや、エンジン回りの耐熱性ゴム等自動車向けの需要が7~8割を占める。
ゴム産業はまずは天然ゴムを原料として発達したが、原料の生産量に限度があるほか、容易に増産できない欠点があった。このため、主に軍需物資として石油化学原料から品質の一定した合成ゴムを生産するための研究開発が第2次世界大戦前に各国で広がった。日本では戦後の自動車生産の拡大を受け、1960年代以降の高度成長期に市場が著しく発展した。高分子技術で強みを持つメーカーが多く、日本勢が世界でも高シェアを持つ製品が多い。(2023/01/16調査)
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業界をイチから知るなら日経業界分析レポート 合成ゴム2022年4月14日 PDF 20P
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合成ゴムの市場動向

クラレのタイ合弁新工場が商業生産開始
日本ゴム工業会によると、21年の合成ゴム出荷量(輸出を含む)は前年比13.1%増の124万9000トン。内訳はソリッドタイプが12.5%増の108万6000トン、ラテックスが17.4%増の16万2000トン。22年1~9月の内需は前年同期比4.5%減。
市場の関心は低燃費タイヤ用の合成ゴムをめぐる内外市場でのゴムメーカーの対応。住友化学は17年4月、低燃費タイヤの原料となるS-SBR(溶液重合法スチレン・ブタジエン・ゴム)事業で日本ゼオンと事業統合し、合弁会社「ZSエラストマー」を設立した。先行する旭化成はシンガポール・ジュロン島でS-SBRを増産、年産能力は19年から約13万トンになった。22年にはシェルのシンガポール法人から廃プラ・バイオマス由来のブタジエンを導入し、サステナブルSーSBRを製造販売している。(2023/01/16調査)

合成ゴムの競合状況

住友化学の今期予想は増収
製品別では日本勢が強みを持つ分野が多い。ゴムの分子設計をナノメートル(ナノは10億分の1)単位で微細に改良し、タイヤと路面との摩擦を減らす低燃費タイヤ用の「溶液重合スチレンブタジエンゴム(S-SBR)」についてはJSRが世界約3割のシェアで首位、2位が旭化成で15%程度のもよう。自動車のエンジン周辺などに使う耐熱性ゴムでは日本ゼオンが世界6~7割のシェアを持つ。
だが、JSRは22年春、エラストマー事業を1000億円規模でENEOSホールディングスに売却した。JSRにとってエラストマー事業は祖業とも言える重要な事業だったが、1000億円超の巨額投資に見合う収益を上げられなかった。21年3月期の同事業は売上高1432億円に対して営業利益は114億円の赤字で多角化を進めるうえでの足かせとなっていた。対するENEOSは22年度にも同事業で130億円の利益確保を目指す。(2023/01/16調査)

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