塗料・インキ
塗料・インキの業界分類
塗料・インキの業界定義
自動車、住宅、工業製品等に対する、着色や保護等を目的とした塗料・塗材、顔料等を製造する。印刷用のインキや普通紙複写機(白黒、フルカラー)、ファクシミリ、レーザービームプリンター(白黒、フルカラー、オンディマンド・プリンティングを含む)等で使用する現像剤を含む。
塗料・インキの業界概要
19年の印刷インキ出荷額は2945億円、塗料1兆674億円(工業統計)
インキは新聞、雑誌等出版物に印刷するオフセットインキ(平版インキ、新聞インキ)と、包装紙、段ボール箱等に印刷する樹脂凸版インキ、化粧合板、通販カタログ印刷用のグラビアインキに大別される。その他、車のパネル、携帯電話、看板用のスクリーンインキ、液晶テレビ、電子基盤等の特殊機能インキがある。
インキの主原料は色を決める顔料(有機・無機顔料等)と、基材であるワニス(合成樹脂、油脂類、溶剤等)。これに若干の添加物(滑剤、硬化剤等)を加える。DICや東洋インキSCホールディングスなどは顔料とワニス両方を造っている。両社とも顔料と樹脂を使った事業展開も進めている。オフセットインキの主要顧客は新聞や雑誌、出版業界だが、日本国内など先進国市場は電子メディアの発達によって縮小気味。チラシやカタログの発行数など景気に左右される面も大きい。(2023/01/06調査)
インキの主原料は色を決める顔料(有機・無機顔料等)と、基材であるワニス(合成樹脂、油脂類、溶剤等)。これに若干の添加物(滑剤、硬化剤等)を加える。DICや東洋インキSCホールディングスなどは顔料とワニス両方を造っている。両社とも顔料と樹脂を使った事業展開も進めている。オフセットインキの主要顧客は新聞や雑誌、出版業界だが、日本国内など先進国市場は電子メディアの発達によって縮小気味。チラシやカタログの発行数など景気に左右される面も大きい。(2023/01/06調査)
塗料・インキの市場動向
22年度上期の塗料出荷量は2%減
経産省・生産動態統計によると、印刷インキの国内出荷額は、リーマン・ショック(2008年)前に3300億~3400億円で推移してきたが、2009年に3000億円を割り、2010年はいったん3000億円を回復したもの2011年以後、3000億円をやや下回る水準が続いた。新聞インキの低迷が続く一方で、食品包装材などに使われるグラビアインキは、食品の個別包装の普及で需要が拡大している。
経産省・生産動態統計によると、21年の印刷インキ出荷額は2.8%増の2636億円。主な内訳は一般インキが2519億円(3.4%増)、グラビアインキが820億円(4.4%増)、新聞インキが117億円(9.0%減)など。日本塗料工業会によると、21年の塗料出荷額は5.0%増の6534億円。主な内訳は合成樹脂塗料が4.2%増の4932億円、シンナーが6.9%増の798億円、電気絶縁塗料が23.2%増の201億円など。22年度上期(4~9月)の出荷量は前年同期比2.0%減。内訳は溶剤系合成樹脂塗料が3.3%減。水系合成樹脂塗料が0.3%減。(2023/01/06調査)
経産省・生産動態統計によると、21年の印刷インキ出荷額は2.8%増の2636億円。主な内訳は一般インキが2519億円(3.4%増)、グラビアインキが820億円(4.4%増)、新聞インキが117億円(9.0%減)など。日本塗料工業会によると、21年の塗料出荷額は5.0%増の6534億円。主な内訳は合成樹脂塗料が4.2%増の4932億円、シンナーが6.9%増の798億円、電気絶縁塗料が23.2%増の201億円など。22年度上期(4~9月)の出荷量は前年同期比2.0%減。内訳は溶剤系合成樹脂塗料が3.3%減。水系合成樹脂塗料が0.3%減。(2023/01/06調査)
塗料・インキの競合状況
関西ペイント、仏鉄道塗料を買収 ロックペイントの今期予想は増収減益
【インキ・顔料】
DICは世界最大手のインキメーカー。国内シェアは東洋インキSCホールディングスに次ぐ2位。(2023/01/06調査)
DICは世界最大手のインキメーカー。国内シェアは東洋インキSCホールディングスに次ぐ2位。(2023/01/06調査)
塗料・インキの関連企業
丸尾カルシウム株式会社
炭酸カルシウム製造・販売、その他工業原材料品の製造・販売
大日精化工業株式会社
顔料、着色剤、印刷インキ、コーティング剤、ポリウレタン樹脂、天然由来高分子などの製造及び販売
塗料・インキに関連するビジネステーマ
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