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潤滑油・金属加工用油

潤滑油・金属加工用油の業界分類
潤滑油・金属加工用油の業界定義
機械部品を潤滑するための潤滑油や金属加工用油を製造する。

潤滑油・金属加工用油の業界概要

ベースオイルに添加剤を加えて作る 19年の潤滑油出荷額は2064億円(工業統計)
潤滑油・金属加工用油は、機械の摩擦などを減らし、性能向上や長寿命化を図るもの。経済産業省の統計では、「潤滑油」のカテゴリーの中に、「金属加工(用)油剤」が含まれている。全国工作油剤工業組合によると、切削、圧延、引抜き、プレス、鍛造などの金属加工の際に用いる潤滑油のほか、切削油、防錆油、塑性加工油、熱処理油を総称して金属加工油剤(工作油剤)とし、冷凍機油、タービン油、ポンプ油、軸受け油等の「機械潤滑油」と区別する。
工作油剤が機械や器物作成に必要な潤滑油であるのに対して、機械潤滑油は作られた機械や器物の機能維持や安定的に運転するための潤滑油である。工作油剤は使い捨てが基本で寿命が短いのに対して、機械潤滑油は寿命が長く繰り返しの使用に耐えられる。(2023/01/16調査)
業界レポートを閲覧することで、最新の業界動向・競合環境を簡単に理解・把握できます
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最近の動きをまとめて知るなら日経NEEDS業界解説レポート 潤滑油・金属加工用油2023年1月23日 PDF

潤滑油・金属加工用油の市場動向

工作機械の22年1~11月受注額は15.5%増
経済産業省の資源・エネルギー統計によると、国内潤滑油生産量は1990年代後半をピークにやや低下した水準にとどまっている。この間、国内向け販売量は減少傾向にあり、代わって輸出が増えている。国内市場の縮小は、自動車の販売台数の減少と関連性が高いと見られる。新車販売台数(軽自動車を含む)は07年ごろから減少が目立ち、09年には500万台を割り込んだ。これに呼応する形で、潤滑油の国内販売量が低下し始めた。最近も低迷に歯止めがかからない。
一方、輸出が増加しているのは、顧客であるメーカーの海外生産が増えているため。金属加工用油においても、国内市場は頭打ちで輸出が増加傾向にある。金属加工用油関連メーカー34社が加盟する全国工作油剤工業組合によると、加盟企業の生産量は近年22万~23万キロリットル(販売高は1000億円程度)の水準で推移してきたが、リーマンショック後に急減し、その後回復に転じた。(2023/01/16調査)

潤滑油・金属加工用油の競合状況

扶桑化学、500億円弱を投じ半導体用研磨剤原料設備を増強
潤滑油・金属加工用油市場では、JX日鉱日石エネルギーのシェアが最も大きく、市場全体の4割程度を占めると見られる。次いで、出光興産、エクソンモービル(日本から事実上撤退し、東燃ゼネラルに業務移管)、コスモ石油などの元売り各社が続く。
石油元売り各社は新興国を中心とした需要の伸びに対応するため、海外事業の強化に取り組んでいる。JX日鉱日石エネルギーは中国法人の潤滑油生産能力を増強するとともに、インド、ベトナム、ブラジル、ロシアなどに現地法人を設立し、潤滑油の販路拡大を進めた。日中韓での生産体制の再編も進めている。同社は横浜製造所と水島製油所で合計年10万キロリットルの高性能潤滑油の生産を終了。JXエネが持つ潤滑油全体の生産能力の約10%、日本の石油元売り全体の潤滑油生産能力の5%程度に当たる。14年度以降韓国石油大手SKイノベーションとの共同生産に切り替えた。低コスト生産と世界の物流網を強みとするSKと組み、英蘭ロイヤル・ダッチ・シェル(現英シェル)や米エクソンモービルなど欧米石油大手に対抗、海外進出する日系メーカーに安定供給する。JXTGホールディングスは19年3月末で室蘭製造所での石油製品・石油化学製品の生産を停止、4月から石油製品の物流拠点として事業を再構築した。(2023/01/16調査)

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