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酸化チタン・酸化鉄

酸化チタン・酸化鉄の業界分類
酸化チタン・酸化鉄の業界定義
顔料、着色料等の原料となる酸化チタン、酸化鉄等を製造する。
ビジネステーマ
光触媒除菌機

酸化チタン・酸化鉄の業界概要

塗料、絵具、顔料が主要使途 19年の酸化チタン出荷額は800億円(工業統計)
酸化チタンは、白色の塗料、絵具、釉薬、化学合成繊維などの顔料として使われる金属酸化物。屈折率はダイヤモンドよりも高い。塗料の顔料には、触媒としての活性が低く熱安定性等に優れるルチル型が用いられ、チタン白、チタニウムホワイトと呼ばれる。人体への影響が小さいと考えられているため、食品や化粧品の着色料(食品添加物)としても利用される。
もう一方のアナターゼ型は、吸収する光の波長を決める「バンドギャップ」がルチル型より広いため、光触媒に好適とされている。通常の顔料酸化チタンより粒子サイズが一ケタ小さいナノサイズ酸化チタンも開発され、トナー外添剤、反射防止膜、工業用触媒担体など新用途開拓が進められている。その他、赤外線を遮蔽する大粒径酸化チタンは塗料(道路、外壁)、化粧品等に使われている。日本はチタン原料をすべて輸入しており、約7%が金属チタン、90%以上が酸化チタンとして利用される。チタン鉱(イルメナイト鉱石)の主要輸入先はモザンビーク。(2022/11/24調査)
業界レポートを閲覧することで、最新の業界動向・競合環境を簡単に理解・把握できます
日経業界分析レポートサンプル"
業界をイチから知るなら日経業界分析レポート 酸化チタン・酸化鉄日本経済新聞社・2021年7月8日公開・PDF 20P
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日経NEEDS業界解説レポートサンプル"
最近の動きをまとめて知るなら日経NEEDS業界解説レポート 酸化チタン・酸化鉄日本経済新聞社・2022年11月30日公開・PDF
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酸化チタン・酸化鉄の市場動向

コロナ禍で光触媒作用に注目
経産省・生産動態統計によると、2021年の販売額は酸化チタンが23.2%増の714億円。内訳はアナタース型が146億円、ルチル型が568億円。酸化第二鉄が17.2%増の217億円。
酸化チタンの主要生産国である中国は現在大型プロジェクトを多数進行させている。20年まで年率10%で生産量が増えると見込まれるが、自国の成長を優先する政策が主流のため、主要輸出国とはならない。酸化チタンの生産拡大で原料鉱石の品不足が顕在化している。高品位の原料鉱石の需給がひっ迫し、一時的に需要に一服感が出ても中長期的には新興国の需要増で価格は上昇してゆく。一方、酸化チタンメーカーは原料鉱石メーカーとユーザーとの板挟みになり、原料鉱石メーカーからの値上げ分をそっくり塗料、プラスチック、製紙業などのユーザーに転嫁できないのが悩みだ。(2022/11/24調査)

酸化チタン・酸化鉄の競合状況

チタン工の今期、UVカット化粧品向けが低調
酸化チタンは、国内では石原産業、堺化学工業、テイカ、チタン工業、富士チタン工業などが製造している。
国内で最大のシェアを確保するのは石原産業。一般的な製造法である硫酸法に加えて、国内メーカーで唯一、環境負荷の少ない塩素法で製造している。22年3月期は、酸化チタン事業が増収。国内外とも、自動車、建築関連を中心に需要が回復した。23年3月期は増収減益を見込む。石原産業と同社子会社の富士チタン工業、村田製作所の3社は、23年春をメドに、積層セラミックコンデンサーの材料となるチタン酸バリウムの製造に関する合弁会社を設立する。(2022/11/24調査)

酸化チタン・酸化鉄の関連企業

テイカ株式会社
各種化学工業薬品の製造、販売
石原産業株式会社
酸化チタン、機能材料、環境商品、電池材料、農薬、医薬、有機中間体、化成品の製造

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