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エムスリー、時価総額半減の苦悩 コロナ一服・円安逆風山田航平

2022年11月7日 日本経済新聞電子版 2040文字
 高効率経営を続けるエムスリーが、成長の踊り場を迎えている。主力の製薬会社の医薬情報担当者(MR)向け営業支援事業の成長が、新型コロナウイルス特需の一巡で鈍っているためだ。かつて7兆円を超えた時価総額は、足元では3兆円を下回る。市場の関心は、コロナ後も成長を持続できるのかに向かっている。  2残り1890文字