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四国で「選ばれる」企業に 電力販売、自前主義脱す四国電力 背水の変身(上)

2019年6月18日 日本経済新聞電子版 1682文字
 四国電力が試練の時を迎えている。2016年4月の電力小売り全面自由化で、域内の販売電力量の1割を新電力に奪われ、牙城に大きな風穴を開けられた。人口減や省エネの定着も加わって、小売販売量は減少に歯止めがかからない状況だ。今や「殿様商売」は通用しない。追い込まれ、変わろうと動き出した四国電の姿を追う。残り1532文字