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CCSの壁「膜」で破る 回収コスト半減、東レや日東電工

2023年1月19日 日経産業新聞 1893文字
 東レや日東電工は2030年にかけ、二酸化炭素(CO2)の新しい回収法を相次ぎ実用化する。火力発電所などからの排ガスを膜に通して回収する「膜分離法」と呼ばれる技術で、従来の化学吸収法と比べてコストを半分以下に抑えられる。CO2を回収・貯留するCCSは分離・回収するコストの高さが普及の壁だ。日本勢が得残り1743文字
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