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旭硝子社長石津進也氏――殿様体質と戦う行動派(トップの素顔)

1998年12月4日 日経産業新聞 2730文字
 「無責任な社員だった」――。石津進也は自らのサラリーマン生活を振り返り、こう分析する。高度成長期に入社。作れば売れる好景気に加え、圧倒的な市場シェアを背景とする“殿様商売”。旭硝子にはこうした社員が少なくなかった。しかし、時は移り、国内市場は飽和状態に。九八年九月中間期には初の営業赤字に転落した。残り2580文字
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