アイポア株式会社

アイポア株式会社は、IoT センサーと機械学習を組み合わせたウイルス・細菌などの微粒子計測ソリューション「Aipore（アイポア）」などを開発している企業。「Aipore」はAI（人工知能）とpore（細孔）を合わせた名称。測定対象粒子がナノポア（ナノスケールの小さな穴）を通過する際のイオン電流の変化を AI によって解析し、高精度で識別するセンサー。従来は識別不可能だった小さな電流の変化が波形を基に識別できるようになっており、アイポアによって測定された結果は即座にユーザーに示されるようになっている。これにより、ウイルス、細菌、工業用途などさまざまなナノ粒子が1個単位で識別可能になる。採取した唾液から5分で新型コロナウイルスの感染を判別できる研究用検査キットも発売する。また、アイポア AI システムの学習に必要な教師データは、ほとんどの場合１回、多くても10回程度の測定で取得できる。大阪大学産業科学研究所教授谷口正輝氏が創業した大阪大学発スタートアップ。