医療機器、対ロシア輸出停止広がる コニカミノルタなど ウクライナ侵攻 エレクトロニクス ヘルスケア 6月18日 ロシアによるウクライナ侵攻が長期化し、医療機器業界にも影響が広がっている。コニカミノルタはX線撮影装置のロシア向け出荷を停止。オリンパスは内視鏡の供給が滞っている。医療機器は人道の観点から原則、経済制裁の対象外だが、物流や決済などに支障が出ている。長期化すれば医療機器が品薄となり、ロシアでの治療や検査に影響が出る可能性がある。 コニカミノルタはX線撮影装置を輸出していたが、現在はロシア向けの出荷 医療機器、対ロシア輸出停止広がる コニカミノルタなど
テルモの武藤経営役員「営業CF最大に、成長投資へ配分」 新型コロナ ヘルスケア 6月16日 テルモの業績が好調だ。欧米で主力のカテーテルが伸び、2023年3月期の連結純利益(国際会計基準)は5期ぶりの最高益を見込む。営業キャッシュフロー(CF)も最大になる見通しで、成長を期待する血液製剤の原料事業などに投資を振り向ける。財務の最高責任者であるチーフアカウンティング&ファイナンシャルオフィサー(CAFO)の武藤直樹経営役員に、今期業績の見通しや成長戦略を聞いた。 ――23年3月期 テルモの武藤経営役員「営業CF最大に、成長投資へ配分」
医療機器大手の全6社増益へ 22年度、営業自粛が緩和 日経産業新聞 企業決算 新型コロナ ヘルスケア 6月13日 医療機器大手が新型コロナウイルス禍の経済停滞からの脱却を目指す。オリンパスなど全6社が2022年度の営業利益で増益の計画だ。病院への営業自粛などがなくなり、次世代品の投入などで需要を取り込む。一方で部品の供給不足など別のリスクが長期化しており、計画する業績成長を達成できるかは不透明だ。 ■最高益の更新狙う 「新型コロナウイルス禍という未曽有の事態でもオリンパス製品の需要は不変だ」。オリンパスの竹 医療機器大手の全6社増益へ 22年度、営業自粛が緩和
上場企業の21年度ROE9.7%、4年ぶり高水準 欧米とは差 企業業績・財務 6月10日 日本の東証プライム上場企業の2021年度の自己資本利益率(ROE)は9.7%と前年度から約2.5ポイント改善した。プライム上場企業の21年度の純利益は最高益となったことが寄与した。ROEは過去最高(17年度の10.4%)には及ばず、欧米主要企業との格差も拡大している。資本効率の改善を急がなければ、世界からの投資マネーの呼び込みを目指す東証プライムの目標がかけ声倒れになりかねない。 4月上旬時点で 上場企業の21年度ROE9.7%、4年ぶり高水準 欧米とは差
東証14時 高値圏で様子見強まる 米雇用統計の公表控え 国内株概況 株式 6月3日 3日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前日比330円ほど高い2万7700円台半ばと高値圏で推移している。日本時間の今晩に5月の米雇用統計の公表を控え、様子見ムードが強まっている。 インベストラストの福永博之代表取締役は「日経平均寄与度の大きい一部の銘柄が指数を押し上げる構図で、物色の広がりは欠く」と指摘。「仮に5月の米雇用統計が市場予想を上回れば、米金融引き締めの積極化が改めて 東証14時 高値圏で様子見強まる 米雇用統計の公表控え
東証後場寄り 上値重い インフレや景気減速の懸念根強く 国内株概況 株式 6月3日更新 3日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は前日比310円程度高い2万7700円台前半で推移している。引き続きグロース(成長)株などの上昇が日経平均を押し上げているが、世界的なインフレや景気減速への懸念は根強く次第に上値は重くなっている。 日本時間の今晩には5月の米雇用統計の公表を控える。民間雇用サービス会社ADPが2日発表した5月の全米雇用リポートは、非農業部門の雇用者数が市場予想を大幅に下 東証後場寄り 上値重い インフレや景気減速の懸念根強く
シスメックス 継続課金の巧者、インドに挑む 記者の目 企業業績・財務 関西 株式 ヘルスケア 6月3日 血液検査機器大手、シスメックスの株価の上値が重い。米国の金利上昇を受けた成長(グロース)株の売りに押され、業績拡大をけん引してきた中国事業では政策の変更リスクや現地メーカーとの競争激化が意識される。株価反転に必要なのは、次の成長ドライバーを示すことだ。カギを握るのは新興国、中でもインドだ。 シスメックスは血液中の白血球や赤血球の数、種類などを調べる「ヘマトロジー」検査分野で世界シェアの過半を握る シスメックス 継続課金の巧者、インドに挑む
三菱マテリアル純利益35倍 コロナ前比較、資源高追い風 企業決算 株式 企業業績・財務 6月2日 新型コロナウイルスの感染拡大前に比べて利益が大きく変動したのはどこか。2019年3月期と22年3月期の純利益額を比較すると、資源価格上昇の恩恵を受けた三菱マテリアルが34.7倍で首位となり、他の非鉄大手も上位に入った。一方、オリエンタルランドや鉄道大手などレジャー系はコロナ影響がなお重荷になっている。 比較可能な時価総額1000億円以上の東証プライム上場の3月期決算企業を比較した。三菱マテリアル 三菱マテリアル純利益35倍 コロナ前比較、資源高追い風
東証後場寄り 2万7400円台で膠着 米株先の伸び悩みで上値限定的 国内株概況 株式 6月1日更新 1日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は膠着感を強めている。前日比180円程度高い2万7400円台半ばで推移している。米株価指数先物が日本時間1日昼ごろの取引で伸び悩み、日経平均先物にも売りが出たため、指数の上値が抑えられている。半面、外国為替市場で円安・ドル高が進んでいることは引き続き支援材料となっている。 前引け後の東証の立会外で、国内 東証後場寄り 2万7400円台で膠着 米株先の伸び悩みで上値限定的
企業の為替想定、新興国通貨も実勢比円高 1元=18.6円 企業業績・財務 為替・金利 5月31日 上場企業で2023年3月期の新興国に関連する想定為替レートを集計したところ、人民元やタイバーツが平均で実勢よりそれぞれ3%、6%円高の水準だった。日本企業の海外事業の拡大に伴い、新興国通貨の変動影響も大きくなっている。製造業を中心に、ドルやユーロ以外の通貨での円安進行も業績に追い風になる公算が大きい。 日本経済新聞が23年3月期の想定為替レートを開示した350社を集計した。対ドルは全体の97%に 企業の為替想定、新興国通貨も実勢比円高 1元=18.6円