下線(1)は受け身形になっていますが、"keep ~ under wraps"は「~を秘密にしておく」という慣用句です。wrapは「秘密」を意味する場合には複数形で使うのが通例です。このほかにも「包むもの」や「包装」、日本語でも使う食品保存用の「ラップ」などを指します。また、テレビ番組などで司会者が"That's a wrap."と締めくくる場面がありますが、「これでおしまいです」という意味にな
下線(8)に出てくる"spill out of"の"spill out"は、"to flow or fall out of a container"(容器から流れ出る、もしくは落ちる)という意味の句動詞です。これに「~から」を示すofが続き、「~からあふれ出る/こぼれ出る」という意味になります。もともとspillは「こぼす」「こぼれる」や「まき散らす」を表し、句動詞としては他に「(問題などが~に
「(~を)悪化させる」と訳した下線(4)の原形plagueは「プレイグ」と発音します。意味は辞書に"to cause worry, pain, or difficulty to someone or something over a period of time"(ある期間にわたり、誰かまたは何かに心配や痛み、困難を引き起こす)とありました。英和辞典には「悩ます」「苦しめる」といった訳語が出てい
「~を追う」と訳した下線(9)trackは15世紀の末に「足跡」を意味する名詞として使われ始め、後に動詞に派生したそうです。陸上競技の「トラック」で日本語にもなっています。動詞では「たどる」「跡を残す」などを意味し、人やモノなどの物理的な動きだけではなく、"He is tracking his family history."(彼は自分のファミリーヒストリーを調べている)のように時間軸を表すこと
下線(5)で出てくる"take ~ for granted"は「~を当然のことだと思う」と、疑いの余地がないことを意味する慣用句です。ここでは"near‐zero interest rates"を主語にした受け身形になっています。このほか、「ありがたみを忘れて~を当たり前のものだと考える」や「特に注意を払う必要のない人/物と軽んじる」との意味もあります。
辞書に載っていた例文"I do so m
下線(4)implementedの原形implementは、辞書に"to put a plan into action"(計画を行動に移す)との説明がありました。「実行する」や「実施する」「遂行する」などと訳すことができます。動詞よりも先に「追加の支払い」を意味する名詞として15世紀半ばに使れ始め、「満たす」「いっぱいにする」という意味のラテン語implereが語源とされています。
中国が17日
下線(2)で「強化する」という意味で使われている句動詞"ramp up"のrampは、動物が後ろ足だけで立つ意味から広がって「傾斜をつける」などを表します。記事のようにupと一緒に使われる場合は"to increase, or expand especially quickly or at a constant rate"(特に急速に、もしくは一定の割合で増えたり拡大したりする)を意味し、逆にd
「~を調整して」と訳した下線(8)"ironing out"のironは、"to smooth with or as if with a heated iron"(熱いアイロンで、もしくはあたかもアイロンをあてたかのように滑らかにする)を意味する動詞です。outを伴う"iron out"は句動詞で、「アイロンでしわを伸ばして取り除く」から広がり、「(問題などを)解決する」や「(困難・障害などを)
下線(3)で「~に減少した」と訳した"dip to"のdipの意味について、辞書にはdropと同義で"to go down to a lower level"(低い水準に下がる)との説明がありました。世論調査で数字が低下した場合にも"President Joe Biden's approval rating dipped to the lowest point of his presidency