ダノンザキッド GI馬の貫禄 馬鏡 辻三蔵 3月5日 弥生賞ディープインパクト記念は皐月賞と同じ中山芝2000メートルで行われるトライアル。今回は昨年の最優秀2歳牡馬に選定されたダノンザキッドが参戦する。初戦から無敗の3連勝でホープフルステークス(G1)制覇。出入りの激しい展開だったが、先行集団の直後で折り合いに専念。4コーナーで逸走したランドオブリバティ(競走中止)をやり過ごし、直線半ばで鮮やかに抜け出した。 今回は調整放牧を挟み、約2カ月半ぶり ダノンザキッド GI馬の貫禄
ヒシイグアス、重賞連勝へ視界良好 馬鏡 辻三蔵 2月26日 中山記念は大阪杯の前哨戦だ。昨年の2着馬ラッキーライラックは大阪杯を優勝。今年も重賞勝ち馬7頭がそろい、激戦が予想される。 ヒシイグアスは目下3連勝中の上がり馬。年明けの中山金杯で重賞初制覇を果たした。2016年セレクトセール当歳市場で、ハーツクライ産駒では最高額の9700万円で落札。晩成型の良血馬が5歳になって本格化した。 コンビを組む松山弘平騎手は騎乗時2戦2勝。今年は中央勝利数2位の23勝 ヒシイグアス、重賞連勝へ視界良好
レッドルゼル、根岸S快勝で勢い 馬鏡 辻三蔵 2月19日 フェブラリーステークスは今年最初のG1競走。前哨戦の根岸ステークス(東京ダート1400メートル)との関連が深く、同レース優勝馬は過去5年で3勝。走破タイムの速かった馬ほど活躍しており、1分23秒を切るタイムで勝った3頭が連勝した。 レッドルゼルは今年の根岸ステークスを1分22秒3で快勝。過去10年で3番目という好タイム。次に1600メートル戦に向かうことを意識して、道中で余力を残し、直線は馬群を レッドルゼル、根岸S快勝で勢い
スマートセラヴィー 短距離で開花 馬鏡 辻三蔵 1月29日 根岸ステークスはダートG1・フェブラリーステークスの前哨戦。過去5年の優勝馬は全てフェブラリーステークスに出走し、3勝3着1回と好成績をあげた。今年も芝、ダートのG1、Jpn1勝ち馬5頭が参戦する注目の一戦だ。 スマートセラヴィーは昨秋、短距離路線に転向して素質が開花。前々回のオータムリーフステークス(阪神ダート1400メートル)は2番手から抜け出し快勝。前走ギャラクシーステークス3着時は、ポリ スマートセラヴィー 短距離で開花
ウインマリリン、得意の中山で本領 馬鏡 辻三蔵 1月22日 アメリカジョッキークラブカップは伝統のG2。牝馬の優勝は1991年のメジロモントレーしかない。前週に牝馬限定G3の愛知杯があるために牝馬の出走自体が少ないが、今年は4歳牝馬ウインマリリンが参戦。昨年は牡牝混合の古馬の芝G1で牝馬が10戦9勝。アーモンドアイが天皇賞・秋とジャパンカップを連勝し、クロノジェネシスが宝塚記念、有馬記念を制するなど、勢いが目立つ。 ウインマリリンも昨春、フローラステーク ウインマリリン、得意の中山で本領
圧倒的な先行力、キセキ復活期待 馬鏡 辻三蔵 12月25日 今年の有馬記念は暮れのグランプリにふさわしく、GI馬8頭が集結。ファン投票1位クロノジェネシスは史上最多の21万4742票を獲得。ファン投票上位10頭中6頭が出走する豪華な顔ぶれだ。 ファン投票6位のキセキは4年連続でファン投票10位以内。2017年の菊花賞を制した後、GIで2着4回と第一線で活躍を続ける。今年の宝塚記念も2着。前回のジャパンカップ8着時は、レース史上最速の前半1000メートル通 圧倒的な先行力、キセキ復活期待