ディープボンド、長距離で安定感 馬鏡 山本尊 4月30日 京都競馬場の改修で、天皇賞・春は2021年に続いて阪神競馬場が舞台となる。阪神芝3200メートルは向こう正面からスタートし、前半は外回りコース、後半は内回りコースを使用する。 あまりレースが設定されていない条件だが、1年前の天皇賞・春を振り返ると、レース前半の位置取りにかかわらず第4コーナーで先行馬の直後にいた馬が上位に入った。急な上り坂のある正面の直線を2回通る長距離戦で、持久力が問われるコー ディープボンド、長距離で安定感
エアファンディタ、得意の舞台 馬鏡 山本尊 4月22日 京都競馬場が改修工事中のため、この春は阪神競馬場で12週にわたってレースが開催されている。23、24日の開催は11週目。終盤となったが、前半の開催で芝のレース数が抑えられていたこともあり、タイムのかかる馬場コンディションにはなっていない。実際、同じスケジュールだった2021年のマイラーズカップでは優勝馬の走破タイムが1分31秒4と、速いタイムの決着となった。 エアファンディタは阪神芝1600メー エアファンディタ、得意の舞台
人気馬ナミュール、確かな末脚生きる 馬鏡 山本尊 4月8日 桜花賞は4年続けて3月の前哨戦に出走しなかった馬が制覇している。臨戦過程が多様化しているが、今年は2021年の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)を制して最優秀2歳牝馬となったサークルオブライフ、同レースで1番人気に支持されたナミュールが3月5日の桜花賞トライアル、チューリップ賞(G2)に出走した。 そもそも本番と同じ阪神芝外回り1600メートルで行われる前哨戦で注目度の高いレース。今回はチューリ 人気馬ナミュール、確かな末脚生きる
ジャックドール、上昇度に期待 馬鏡 山本尊 4月1日 大阪杯は2017年からG1に昇格した。昇格後の5回を見ると、G1で実績のある馬が活躍している。 ただ、忘れてならないのは21年の勝ち馬レイパパレ。デビューから5戦無敗で初めてG1の舞台に臨み、20年の三冠馬コントレイル、短距離チャンピオンのグランアレグリアという競馬史に残る名馬を抑えて逃げ切った。中距離に高い適性を示して連勝を飾ってきた上がり馬には、今年も注目すべきだろう。 今回のメンバーではジ ジャックドール、上昇度に期待
レシステンシア、コース適性高く 馬鏡 山本尊 3月25日 高松宮記念の主な前哨戦は芝1200メートルのシルクロードステークス(G3、今年は中京)、オーシャンステークス(同、中山)、芝1400メートルの阪急杯(同、阪神)。ただ例年、ほかの路線からも有力馬が参戦する。 特に注目すべきは前年12月に香港で行われるG1、香港スプリント(芝1200メートル)から駒を進めてくる馬。2021年は前年の香港スプリントを勝ったダノンスマッシュが、国内G1初制覇を果たした レシステンシア、コース適性高く
ジャックドール、先行力に期待 馬鏡 山本尊 3月11日 伝統ある中京競馬場の重賞、金鯱賞は2017年から3月に移設され、4月のG1、大阪杯(阪神芝2000メートル)の前哨戦となった。過去5年のうち、20年以外は3月の中京開催の開幕週に行われ、そのうち3回で先手をとった馬が2着までに入っている。 特に10頭立てで最低人気のギベオンが逃げ切った21年は記憶に新しい。使い込まれていない開幕週の馬場に加え、緩やかなペースになる傾向があるなど、逃げ馬に有利な条 ジャックドール、先行力に期待