高校留学、一生の財産に 育む 4月20日 新型コロナウイルス禍が、海外留学を目指す若者の前に立ち塞がっている。オンラインによる代替プログラムの活用が広がるものの、高校生の交換留学を支援する公益財団法人「AFS日本協会」(東京)の藤沢紀子さんは「感受性が豊かな時期に現地に単身乗り込んで得られる原体験は一生の財産」と留学の効用を説く。 AFSは米国に本部を置く高校生の海外留学支援団体だ。日本協会は約70年間で約2万人の若者を海外へ送り出して 高校留学、一生の財産に
浮いている我が子大丈夫? 育む 4月13日 小学生も高学年になると周りが気になりだし、同調圧力が高まる。我が子が周囲になじめず浮いて見えたらどうすればいいか。日経BPの子育て世代向け情報サイト「日経xwoman DUAL」から、明治大文学部教授の諸富祥彦さんの助言を紹介する。 子供のありのままの個性を伸ばしたい、と考える親は多いだろう。一方でその個性が「周囲から浮いてしまう」タイプだったら悩んでしまうかもしれない。 おとなしくて人とうまく 浮いている我が子大丈夫?
難関校入試「食」に着目 育む 4月6日 中学入試の出題テーマに「食」が注目されている。テキストに載っていない知識も問われ、大人も好奇心をくすぐられる内容だ。個別指導塾のベテラン講師、田中則行氏は「普段の家庭での日常会話にこそ、問題を解くヒントがある」と話す。 「ところてんの主な原材料を1つ選び、記号で答えなさい」 答えは「海藻のテングサ」。2021年の女子学院の社会の入学試験で実際に出た問題だ。 女子学院といえば東大合格者を毎年20人 難関校入試「食」に着目
中学受験失敗、どう乗り越える 育む 3月30日 今春の中学受験はコロナ禍と重なり、例年にない緊張感でのぞんだ家庭が多かっただろう。もともと中学受験で第1志望に合格する子供は少数派だ。悔しい気持ちを親子ともにどう受け止め、今後の人生につなげるか。中学受験専門の家庭教師で親向けの講座も開く安浪京子さんに聞いた。 ――入試で不合格となり「努力は無駄と子供が感じてしまうのでは」と心配する親が多い。 「中学受験は努力が報われる世界ではない。だが結果がど 中学受験失敗、どう乗り越える
部活動、学校の枠超え活発に 育む 3月23日 「部活動は学校単位」という常識が変わり始めた。地域内の高校や中学校を活動場所に定めて複数校の生徒が集まる「拠点校方式」を採用する自治体が増えつつある。少子化による部員の減少で学校単位での活動が難しくなるなか、子どもの選択肢を確保する取り組みとして注目されている。 大分県豊後高田市の県立高田高校のグラウンドに2020年12月下旬、市立高田中など中学2校の生徒約10人が集まった。 始まったのは高校生 部活動、学校の枠超え活発に
経済への関心養うには 育む 3月16日 小学校低学年のうちから経済を身近に感じてほしい。そんな考えを持つ親もいるだろう。この分野で子供の関心を高めるために何ができるだろうか。日経BPの共働き世帯向け情報サイト「日経DUAL」から筑波大学付属小学校教諭、由井薗健さんの助言を紹介する。 経済と一言でいっても、範囲は広い。近所の店の商売から国の財政にいたるまで、分野は多岐にわたる。実生活とも密接しているため、子供はいつ、どこにいても自分の頭 経済への関心養うには
小中高、作曲で学ぶ音楽 育む 3月9日 小中学校などの音楽の授業で作曲を指導する動きが広がりつつある。新型コロナウイルスの飛沫感染への懸念などから、合唱や合奏が難しくなったことが背景にある。曲作りにグロッケン(鉄琴)や音楽合成ソフトを使うといった工夫を凝らし、生徒にも好評だ。「コロナの収束後も続けたい」との声は多く、授業風景が変わり始めた。 「先生、こんなメロディー作ったんやけど、どうかな」。樟蔭中(大阪府東大阪市)の音楽室にかわいら 小中高、作曲で学ぶ音楽
子供の服選び、何を尊重? 育む 3月2日 子供が選ぶ服のちぐはぐさにぎょっとしたことがある親は多いかもしれない。子供が好印象を与える服を選べるようになれば、将来にもプラスに働きそうだ。上手な選び方を伝える方法について、日経BPの共働き世帯向け情報サイト「日経DUAL」から服育コンサルタント、水谷美加さんの助言を紹介する。 「いつ、どこで着るのか」と思うような服を子供がほしがることは珍しくない。そんなとき、ほかの服をすすめたり、ダメ出しし 子供の服選び、何を尊重?
調理実習、コロナで様変わり 育む 2月16日 クラスメートとにぎやかに語り合いながら調理する――。そんな家庭科の調理実習の風景が新型コロナウイルスの流行で様変わりした。感染防止のため私語は禁止、調理器具を生徒ごとに用意するといった取り組みが進む。各校は音楽など他の実技科目も含め、対策に工夫を凝らして「学び」を継続している。 「作業に必要のない私語はしないように」。クリスマスを控えた2020年の12月初旬、私立須磨学園(神戸市)の中学2年生約 調理実習、コロナで様変わり
負け認めない子、どう対応 育む 2月9日 「ゲームで負けを認められない」「順番を待てない」。集団のルールを乱す子供に親はどう対応していけばいいか。日経BPの共働き世帯向け情報サイト「日経DUAL」から、子育て心理学協会代表理事の東ちひろさんの助言を紹介する。 保育園生活も後半になると「順番を待つ」「交代で使う」などのルールを理解できるようになる。鬼ごっこやトランプなど勝ち負けのつく遊びも楽しめる。だが「自分が先」という意識や勝ち負けのこ 負け認めない子、どう対応