参院選、若い世代どう見る 若者、変化想像しにくい 政界Zoom 7月1日 7月10日投開票の参院選を若い世代はどう見ているのだろうか。若年層の動向に詳しい北海学園大教授の山本健太郎氏、「シブヤ109ラボ」所長の長田麻衣氏、市民プロジェクト「#男女共同参画ってなんですか」代表の桜井彩乃氏の若手有識者3氏に聞いた。 物価高への対応やウクライナ情勢を踏まえた外交・安全保障などは若い世代にとって判断が難しいテーマだ。子育てや教育といった身近な政策が隠れてしまった。 社会の関心 参院選、若い世代どう見る 若者、変化想像しにくい
荒れる海、訓練広く厚く 政界Zoom 6月24日 インド太平洋地域を舞台に、米欧と日本を含めたアジア各国による共同訓練が広がってきた。海上自衛隊が加わった多国間訓練の回数は2021年度には17年度の2倍以上に増加した。中国の動きを念頭に、有事に備えるための結びつきが強まっている。 「平和と繁栄の歩みを継続できるか。力による一方的な現状変更が堂々とまかり通る、弱肉強食の世界に戻ってしまうのか。我々が選択を迫られている」。岸田文雄首相は6月10日、 荒れる海、訓練広く厚く
引退議員 去り際の注文 人材の流入停滞を危惧 政界Zoom 6月17日 7月10日投開票の参院選にあわせ国会を去る与野党議員がいる。自民党の二之湯智国家公安委員長、立憲民主党の鉢呂吉雄元経済産業相、共産党の市田忠義元書記局長に、心境と国政の未来図を最後に聞いた。 安全保障など特定分野に偏らず政策に幅広く携わり、比較的淡々と過ごすことができた。波乱少なき議員人生も自分らしいと総括する。 国会議員になる前、前尾繁三郎元衆院議長の秘書と野中広務元自民党幹事長の後援会連合会 引退議員 去り際の注文 人材の流入停滞を危惧
迫る参院選に物価高の波 政界Zoom 6月10日 参院選の投開票日(7月10日見通し)が1カ月後に迫ってきた。全国各地で準備が進む中、足元で進む物価高への対応が各陣営共通の悩みになり始めた。例年になく費用がかさむ選挙が忍び寄る。 「あらゆるモノの値段が上がっている」。参院選に向けた準備の現場からは、日本にも久しぶりにやってきたインフレ圧力をめぐり悲鳴にも似た声が上がる。消費者物価指数は4月に、生鮮食品を除く総合で前年同月比2.1%上昇した。2% 迫る参院選に物価高の波
「ブラック霞が関」色薄まるか 政界Zoom 6月3日 国家公務員の働き方改革に関する提言が相次いで出てきた。中央省庁には長時間労働やサービス残業の多さから「ブラック職場」の呼び名が定着した。積年の課題は解決に向けて前に進むのか。 「変わらない絶望」。内閣人事局と人事院の若手官僚のチームが4月下旬にまとめた提言に、こんな自虐的なフレーズが登場した。 世間で働き方改革が叫ばれても中央省庁は歩みの遅さが目立つ。提言は離職者の本音も紹介した。「変わる見込み 「ブラック霞が関」色薄まるか
法案の選別、不信任案も話題 政界Zoom 5月27日 通常国会は会期末の6月15日まで3週間を切った。国会の終盤には政府・与党が成立させる法案を吟味し、野党は内閣不信任決議案の提出をちらつかせる。今国会は夏に参院選を控え岸田文雄政権にとり「安全運転国会」といわれる。夏の政治決戦を前に会期末の風物詩はみられるのか。 法案の選別、不信任案も話題
Quad 強まる結束の意義 政界Zoom 5月20日 日本、米国、オーストラリア、インドの各首脳は24日に東京で「Quad(クアッド)」の会議を開く。クアッドは安全保障や世界経済について意見交換する4カ国の枠組みで、対面での首脳会議は2回目となる。ロシアによるウクライナ侵攻をきっかけに結束の意義が強まる。 クアッドは英語で「4つの」を意味する。4カ国はインド洋と太平洋を囲むように位置する。米国のバイデン大統領の来日に合わせた日本での開催となる。 自 Quad 強まる結束の意義
ウクライナ、日本の役割 政界Zoom 5月13日 ロシアによるウクライナへの一方的な侵攻は日本にとっても、地域の安全保障や経済を巡る深刻な問題になってきた。日本がウクライナや国際社会に果たすべき役割とは何か。駐日ウクライナ大使のコルスンスキー氏や、日本で同国とゆかりのある人に考えを聞いた。 ロシアとの戦争が2カ月以上続く。ウクライナが対抗してこれまでにロシアに著しい損害を与えてきた。劇場や駅などに避難する民間人を攻撃するなどロシア軍が犯してきた ウクライナ、日本の役割
女性の活躍、理想と現実 政界Zoom 5月6日 政府は女性の活躍を成長戦略の中心に据え、育児休業制度の整備をはじめとする取り組みを進める。女性に家事や育児の負担が偏る現実はなかなか変わらない。政府は政治分野など各界のリーダーの女性比率を高める目標を掲げるが、生活のあり方から見直さないと達成は難しい。 「男女間の賃金格差の是正に向けた企業の開示ルールの見直しや、男女問わず希望通り働ける社会づくりなど打てる手をすべて打つ」。岸田文雄首相は「国際女 女性の活躍、理想と現実
国会の文通費、改革道半ば 政界Zoom 4月22日 国会議員の文書通信交通滞在費(文通費。調査研究広報滞在費に名称変更)の支給方法が法改正で月単位から日割りへと変わる。文通費は使い道を明らかにする必要がなく議員の「第2の給料」と皮肉られる。日割りへの変更は一歩前進といえるが、使い道の開示など改革の必要性はまだ残る。 「世間の常識からしたらおかしい」。2021年の衆院選の投開票日は10月31日だった。初当選した新人議員らは10月の在職日数はたった1 国会の文通費、改革道半ば