トランプ後の米国を占う 今を読み解く 1月16日 最近のアメリカで困るのは、服を買う時である。あるのは極端に安い量産店か超高級なテーラードスーツの店だけで、旧来の中間価格帯が消えてしまったからだ。 トランプ後の米国を占う
経営現場にデザイン思考 今を読み解く 12月12日 日本企業の商品・サービス戦略に、「創造性」を回復させようとする機運が徐々に広がっている。90年代からの過度な株価重視の経営は、結局は経営者を短期志向化させ、日本企業が培ってきた長期視点の経営資源を急速にすり減らせてしまった。創造的な技術開発は次々に削減され、豊かな消費生活を彩るマーケティング施策も影を潜め、投資効率と採算性だけが重視される戦略になった。数多くあった日本発のイノベーションも、圧倒的 経営現場にデザイン思考
移民「出稼ぎ」のみならず 今を読み解く 11月14日 外国人材は受け入れても移民は受け入れない。現政権の立場である。しかしそれは「永住を意図として移り住んだ人」と移民を定義するからで、日本に暮らす外国人は約293万人(2019年)に上る。永吉希久子著『移民と日本社会』(中公新書・20年)は、2065年までに移民的バックグラウンドを持つ人口割合は12.0%になるという推計を紹介している。日本は移民社会への途上にある。 ●出身社会の事情も 19年の改正出 移民「出稼ぎ」のみならず
英離脱でEUはどうなる コロナ禍受け新たな動きも 今を読み解く 10月24日 欧州連合(EU)をめぐる議論を大まかに振り返ると、1990年代末まではEUがどのように深化し、拡大していくのかという楽観論が大勢であったのに対し、2000年代に入って以降はEUがどうすれば、いつまで存続できるのかという悲観的な論調が目立つようになった。 英離脱でEUはどうなる コロナ禍受け新たな動きも