転職、社会保障も目配り トップストーリー 2月27日 会社員なら誰しも転職について一度は考えたことがあるだろう。新型コロナウイルス感染症の影響が経営を揺さぶり、離職を余儀なくされた人も少なくない。実際に転職するとなると思わぬ問題に突きあたる場合がある。特にお金のことで慌てないように注意するポイントを押さえておこう。 コロナ禍で転職市場の環境は大きく変わった。まず認識しておくべきなのは、足元で中途採用にやや慎重になる企業が多い点だ。リクルートワークス 転職、社会保障も目配り
株3万円 長期投資で果実 トップストーリー 2月20日 日経平均株価が3万円台を回復した。1990年8月以来30年半ぶりだ。今後の株価については様々な予想が飛び交い、目先は調整局面もありそうだ。しかし重要なのは、バブル崩壊後の長い低迷で忘れ去られた「株価は長期的に上昇する」というセオリーに立ち返り、資産に株式や株式投資信託を組み入れることだ。長期の資産形成で果実を生む公算が大きい。 株式保有は会社の持ち主の一人になるということ。経営者や従業員が懸命に 株3万円 長期投資で果実
株高値圏 運用資産を点検 トップストーリー 2月13日 日経平均株価が約30年半ぶりの高値圏で推移するなど国内外の株式相場が上昇基調を強めている。長期で資産形成をする個人のなかでも株高の恩恵を受けている人は少なくないだろう。ただし過去を振り返ると、株式市場は大きな危機を何度か経験してきた。リスクを取り過ぎていないか運用資産を点検し、相場が今後大幅な調整局面を迎えても投資を続けられるようにしておきたい。 「ずいぶん増えたな」。東京都に住む男性会社員のA 株高値圏 運用資産を点検
相続空き家 放置は禁物 トップストーリー 2月6日 政府が「所有者不明土地」対策を本格化させている。所有者不明土地は誰が所有しているのかが分からない土地で、相続の際に親の家や土地の名義変更をせず、長年放置することなどで発生する。政府は不明状態になった土地の相続人の割り出しを始めたのに続き、通常国会に相続登記を義務化することなどを柱とする法案を提出する。成立すれば2023年度から順次施行するとみられる。親の家をどう相続するのかを早めに対策を練る必要 相続空き家 放置は禁物
年金抑制 コロナの影 トップストーリー 1月30日 2021年度の年金額がこのほど発表された。16年に決まった財政悪化を防ぐ新ルールが初適用され、20年度に比べ0.1%減となる。年金額はどのように決まり、新型コロナウイルスによる経済の変化はどう影響していくのか。年金抑制時代に個人は年金額をどう上積みすればいいかを考える。 年金額は2段階で改定する。物価・賃金の変化を反映する本来の改定と、高齢化に対応するため伸びを調整するマクロ経済スライドの適用だ 年金抑制 コロナの影
資産づくり 非課税生かす トップストーリー 1月23日 老後などに備えて長期で資産形成に取り組む人は少なくないだろう。運用をする際に活用を考えたいのが少額投資非課税制度(NISA)と個人型確定拠出年金(iDeCo、イデコ)。いずれも税制優遇を受けられるが制度には違いもある。特徴を把握し、目的に合わせて効果的に活用したい。 「NISAとイデコ、どちらから始めたらいいですか」。楽天証券経済研究所ファンドアナリストの篠田尚子氏は、非課税制度に関するセミナー 資産づくり 非課税生かす
年金 共働きで増やす トップストーリー 1月16日 夫婦共働きの世帯数が専業主婦世帯を初めて上回ったのは1992年のこと。今年は30年目に当たる。2000年以降、共働きはほぼ右肩上がりで増え、専業主婦世帯を引き離したが公的年金の世界では依然として専業主婦世帯を前提としている。これを共働きに置き換えて眺めてみると、世帯で受け取る年金額が増えて老後不安は後退する。半面、夫婦のどちらかが先に死亡すると年金額急減の影響が大きくなることも分かる。 20年度 年金 共働きで増やす
住まい選び 新年の計 トップストーリー 1月9日 年が改まり、今年の目標に新居探しを考える人は少なくないだろう。コロナ下で在宅勤務が増えたほか、住宅ローン減税特例の期限延長など税制の変更も住み替えを後押しするとみられる。ただし持ち家の価格や賃貸住宅の賃料は強い需要を背景に高止まりの傾向にあるため、資金計画を慎重に立てないと家計の収支が狂いかねない。住まいを選ぶとき知っておきたいポイントをまとめた。 「昨年6月から住宅市場は絶好調だ」。不動産コン 住まい選び 新年の計
確定拠出年金 長寿の支え トップストーリー 12月26日 自分の運用次第で将来の給付額が変わる確定拠出年金(DC)。23日開いた社会保障審議会(厚生労働相の諮問機関)で自分が掛け金を出す個人型(iDeCo、イデコ)と会社が原則掛け金を出す企業型DCともに、多くのケースで枠が拡大する見直し案が最終了承された。今後政省令を改正する。うまく使えば長寿時代の大きな支えになりそうだ。「DC新時代」の改正内容と注意点を考える。 企業型DCは9月末で749万人、イデ 確定拠出年金 長寿の支え
富裕層の節税に包囲網 トップストーリー 12月19日 富裕層の節税封じが一段と強化される。与党がこのほどまとめた2021年度税制改正大綱によると、一括贈与の非課税制度の適用要件を厳しくするほか住宅ローン控除特例で所得要件を新たに設ける。一方、コロナ禍を踏まえて固定資産税や子育て関連などでは家計に配慮した措置が盛り込まれている。税制改正が家計に与える影響をまとめた。 「廃止を免れたのが、せめてもの救いでしょう」。富裕層に相続税対策を助言する税理士らは 富裕層の節税に包囲網