スパイス香るコーヒー(東京国際大) キャンパス発 この一品 5月31日 東京国際大学はスパイス食品を製造・販売する井上スパイス工業(埼玉県上尾市)と共同で、レギュラーコーヒー「AROMA COFFEE(アロマコーヒー)」を開発した。シナモンやカルダモンなどのスパイスとコーヒーを組み合わせ、癒やしのひとときに花を添える。企業のビジネスコンテスト顔負けのシビアな審査を経て製品化した。 ドリップバッグの封を切り、スパイスとお湯を入れると華やかな香りが広がる。手を動かしつつ スパイス香るコーヒー(東京国際大)
赤ちゃんの手形・足形カレンダー(中央大) キャンパス発 この一品 5月24日 中央大学が赤ちゃんの手形や足形を刻印した木製カレンダーを開発した。日付が刻まれたブロックを組み合わせるもので長く使える。手形や足形を実寸大にし、離れて暮らす人でも実際に触れ合う感覚になれるようにした。 商品名は「手形・足形ブロックカレンダー」。授業を担う森弘行客員講師が住む山梨県小菅村の木材を使った。 考案したのは商学部4年の藤岡夏海さんと吉岡朋美さん。商品開発を通じ地域活性化を考える森客員講師 赤ちゃんの手形・足形カレンダー(中央大)
自宅で楽しむ 主流に キャンパス発 この一品 5月17日 大学発の商品を紹介する「キャンパス発 この一品」。新型コロナウイルスの影響も徐々に薄れつつある中、自宅で楽しめる飲料・食品や女性向けに開発したアイテムが多くみられた。2022年4月から23年3月に紙面で取り上げた品目のうち、日本経済新聞電子版で閲覧数が多かった上位品目を振り返る。 閲覧数トップだった「数学応用のクラフトビール」は、千葉大学大学院数学・情報数理学研究部門の萩原学教授と学生のチームが 自宅で楽しむ 主流に
学生が包装デザインの「かす汁」(近畿大) キャンパス発 この一品 5月10日 近畿大学と同大学発ベンチャー企業、アーマリン近大(和歌山県白浜町)は酒造りの副産物を生かした「近大粕汁」を商品化した。和歌山県にある近大の農場と地元の酒蔵が共同で日本酒を製造しており、その酒かすを活用する。災害時の備蓄食品にもなるようにフリーズドライ製品にし、学生がパッケージのデザインや販売促進を担った。 酒造りの副産物を捨てずに有効活用し、酒かすの風味を残しながら湯にスムーズに溶けるよう配合を 学生が包装デザインの「かす汁」(近畿大)
農作業用のつなぎ(東京農業大) キャンパス発 この一品 5月3日 東京農業大学の学生たちがつなぎ服メーカーのエスケー・プロダクト(広島県福山市)と組み、農作業用のつなぎ「アグリデニム」をこのほどつくった。生地は伸びがよく速乾性のあるデニム素材。袖部分が脱着できるため年間を通して着られる。機能性に加え、ファッション性も兼ね備えたデザインに仕立てた。 商品化のきっかけは約2年半前にさかのぼる。その当時、農学部動物科学科3年生だった上村悠夏さんが農業実習用の作業着「 農作業用のつなぎ(東京農業大)
野菜入りのハンバーグ(同志社女子大) キャンパス発 この一品 4月26日 同志社女子大学は丸大食品と共同でレトルトハンバーグ「グリル野菜入りハンバーグ アラビアータ風トマトのソース」を開発した。ハンバーグのテコ入れを図る丸大食品が「女子大生が食べたくなる」をテーマとして提案。学生の感性を生かし野菜やスパイスを豊富に使い仕上げた。 食物栄養科学科食物科学専攻の9人が食品メーカーと製品開発する授業で着手。まずスーパーなどで販売中の競合製品50種類を集めた。意外にもトマトソ 野菜入りのハンバーグ(同志社女子大)
自己の成長促す手帳(愛知大) キャンパス発 この一品 4月19日 愛知大学は手帳の製造販売を手がける伊藤手帳(名古屋市)と共同で、「出来事」「気づき」「次への行動」の3つの項目を書き込み、自分を育てる手帳を開発した。商品名は「3ステップ日記」で、項目ごとに1行を書く形式だ。日付は自ら書けるようにし、空白をつくらずに継続しやすくした。学内のほか、伊藤手帳の電子商取引(EC)サイトでも販売中だ。 初版は10日ほどで完売し、その約3倍の冊数を増刷した。愛知大の低学年 自己の成長促す手帳(愛知大)
演習林の木材活用した箸(東京大) キャンパス発 この一品 4月12日 東京大学は教育研究用の演習林からとれる木材で作った「演習林のおはし」を販売している。手で削るため一つ一つ質感が異なり、木目や色味の違いも楽しめる。東大を訪れた外国人や観光客にも人気があり、追加発注するほど売れ行きは好調だ。 第1弾として2021年5月、北海道富良野市にある北海道演習林のウダイカンバを使った箸を発売した。台紙には演習林の職員が撮った木々や風景の写真を載せた。22年11月には東京都西 演習林の木材活用した箸(東京大)
カードゲームとハーブティー(慶応大) キャンパス発 この一品 4月5日 慶応義塾大学は経営コンサルのEVOL(横浜市)やシンガポールに本社を置くハーブティー販売のホワイトツリーと共同で、カードゲームとハーブティーのセットを商品化した。カードゲームは幸せのメカニズムを究明する幸福学の研究に基づき設計。ゲームを通じて参加者それぞれの幸せを問い直すことにより、心の健康状態の改善を促す。 「人生をかけて成し遂げたいことは?」「人々や物事に対して深く感謝していることは?」。8 カードゲームとハーブティー(慶応大)
独自の酵母使ったビール(前橋工科大) キャンパス発 この一品 3月29日 前橋工科大学は独自開発した酵母を使ったクラフトビールを商品化した。これまでビール酵母が分解できなかった糖成分のデキストリンも分解することができ、淡麗でフルーティーな風味に仕上がったという。 ビール酵母は2015年に尾形智夫教授の研究室が開発した。ビールの原料となる麦汁での発酵力が強い酵母と、デキストリンを分解できる酵母を掛け合わせた育種酵母の開発に成功した。ビールに「重い口当たりを与える」(尾形 独自の酵母使ったビール(前橋工科大)