家庭菜園 コロナ下の楽しみ セカンドステージ 3月4日 新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、農業を新たな趣味として始めるシニアが増えている。農園の一区画を借りて野菜や果物を栽培する人が多い。将来の「脱サラ」に向けて農業学校に通う人もいる。屋外で体を動かせるだけでなく、巣ごもりでたまったストレスの解消にもなることが人気だ。旅行や観劇などに代わるコロナ下の楽しみとして関心が高まりそうだ。 「土に触れて野菜を育てることが精神安定剤になる」。東京都世田 家庭菜園 コロナ下の楽しみ
シニア店員、コンビニで奮闘 セカンドステージ 2月25日 コンビニエンスストアで働くシニアが増えている。自宅から近い店舗を選べるほか、体力や都合に合わせた曜日・時間帯で勤務できるのがメリットだ。コンビニも新型コロナウイルスの感染拡大で帰国した外国人留学生らに代わる戦力としても期待し、積極的に採用している。 「ここの唐揚げ弁当はおいしいわね」。高齢の女性客が声をかけると、畠山ヒサ子さん(70)は釣り銭を返しながら「私も大好きですよ」と応じた。畠山さんは「 シニア店員、コンビニで奮闘
シニア「第二外国語」学び熱く セカンドステージ 2月18日 シニアに人気がある習い事の一つ、語学学習で中国語やタイ語など「第二外国語」の存在感が増している。アジアや欧州など幅広い国や文化に対する関心の高まりが背景にある。新型コロナウイルスの影響で留学や海外旅行の見通しは立ちにくいが、オンラインを活用して語学力を磨いたり国際交流を楽しんだりする動きも広がる。 「早くタイに行って友人と現地の言葉で会話したい」。札幌市の北村通朗さん(71)は待ち遠しい思いでタ シニア「第二外国語」学び熱く
狩猟のいろは ツアーで体験 セカンドステージ 2月4日 野山に分け入り、獣を捕まえる――。野生鳥獣を食材とする「ジビエ」人気などから注目を集める狩猟だが、免許の存在など未経験者には近寄りづらい面もある。農作物の鳥獣被害に悩む自治体などでは、初心者向けの体験ツアーを開き、ハードルを低くする試みも出てきた。ツアーの参加者らに、狩猟の醍醐味や難しさを聞いてみた。 「自給自足に憧れ、始めてみた」。千葉県成田市の会社員、吉原由美さん(51)は2020年11月か 狩猟のいろは ツアーで体験
男性 オンラインで料理学ぶ セカンドステージ 1月28日 中高年の男性の間で、オンライン料理教室への関心が高まっている。新型コロナウイルスの感染拡大で在宅時間が増えるなか、密になるのを避けて自宅で料理の基本を学べるからだという。作った料理は家族と一緒に味わえる。時間や場所の融通が利き、退職後を待たずに始められるのも人気の理由だ。 1月中旬の午後、東京都文京区の庄司弥寿彦さん(48)は自宅で豆乳ラーメン作りに挑戦した。「パパの料理塾」を手掛ける料理研究家 男性 オンラインで料理学ぶ
シニアのオンライン面接術 セカンドステージ 1月21日 新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、シニア人材の採用選考でもオンライン面接が増えている。対面での受け答えには慣れているものの、画面越しでのやりとりに戸惑うシニアも少なくない。一方、経験豊かで即戦力となる人材への企業による求人意欲はいまも強い。オンラインに合わせた工夫でアピールすれば活躍の場も広がりそうだ。 「面接官の表情が見えない」「適切な画面への映り方は?」。50歳以上の転職支援を手掛けるシニ シニアのオンライン面接術
脱「おひとり様」動く50代 セカンドステージ 1月14日 新型コロナウイルス禍の収束が見通せず、出会いの機会が減った一人暮らしのシニアが同居人を求め始めた。見合いをしたり、同性の友人とコロナ対策を講じた家に一緒に住もうと話し合ったり。先行きが不透明な中、より良い老後のあり方を模索する「おひとり様」が増えている。 「女一人で生きていくのは大変なのよ」。2020年9月、高知市内のライブハウスで歌手の和田敦子さん(57)は突然、こう切り出して観客を驚かせた。 脱「おひとり様」動く50代
市民が手づくり「ソーシャル系大学」 学び合い通じ地域の友人 セカンドステージ 1月7日 「ソーシャル系大学」や「コミュニティ大学」と呼ばれる集まりが各地に広がりつつある。法律が定める正式の大学ではない。街に住む普通の人々が時には先生、時には生徒になり、学び合いを通じて地域の友人知人を増やしていく。全国で80を超す"学舎なき学校"の魅力とは何か。 川崎市の武蔵小杉で活動するのは「こすぎの大学」だ。2020年12月に開いた通算96回目の授業は、「紙芝居で振り返るこの1年」がテーマだった 市民が手づくり「ソーシャル系大学」 学び合い通じ地域の友人
地域の神社、活気もう一度 セカンドステージ 12月24日 かつて多くの住民が集まり、活気ある祭りが催された地域の神社。昔ながらの近所付き合いが薄れ、すっかり静かになった境内を盛り上げようと、シニア世代がさまざまな取り組みを進めている。 地域の神社、活気もう一度
スキル生かし第二の挑戦 セカンドステージ 12月17日 自らの知識や経験をインターネットでつながった相手に提供する「スキルシェア」。現役世代ばかりでなく、定年後に取り組むシニアの姿も目立つようになってきた。長年培ってきたビジネススキルや趣味の知識を生かし、収入とやりがいを得られるのが魅力になっている。 11月末、東京・世田谷の等々力渓谷。散策する男女のグループがいた。都内ながら自然豊かで、付近に古墳も点在する。土地の歴史や地形を説明しつつ、3時間ほど スキル生かし第二の挑戦