教師(下) つらぬく 3月29日 「新型コロナウイルス下で大変な時も明るく指導してくれた先生方、ありがとうございました」。卒業生が頭を下げた。 西東京市立明保中学校では、115人の生徒が卒業式を迎えた。マスク姿でも生徒の顔がわかるよう、会場のテレビ画面には一人ひとりの顔写真を映した。 教師(下)
教師(中) つらぬく 3月22日 中学の教員として働く大久保成展さんは、勤務2年目から新型コロナウイルス禍に見舞われた。入学式など行事は中止や縮小。給食は2年黙食が続く。できないことの多さにもどかしさが募る。 少しでも楽しい思い出を作ろうと、昨年、校舎にプロジェクションマッピングを行 教師(中)
教師(上) つらぬく 3月15日 西東京市立明保中学校では、3週間のオンライン授業が2月で終わり、対面形式再開となった。2年生は初めてのプログラミングに挑戦。技術科の若手教員、大久保成展さん(27)が指導する。 オンラインでは理解度の違いが課題だった。全員の前で質問しづらい生徒のために質 教師(上)
納棺師(下) つらぬく 3月8日 納棺師の佐藤ひとみさんが手にするのは、新型コロナウイルスに罹患(りかん)した人の遺体を入れる納体袋だ。固いジッパーで密閉される。 透明な袋を使えば、故人の顔を見て最後の別れを迎えられる。しかし、これまでのように直接体に触れることはできない。納棺師が 納棺師(下)
納棺師(中) つらぬく 3月1日 昨年秋から納棺師として働く佐藤ひとみさん。高校2年の時、親戚の葬儀に参列した。顔色や表情が変わり果てた遺体は、もはや自分の知る親戚ではなく「怖い」と思っていた。 納棺師が処置を施した姿に対面すると、その思いは変わった。驚いたのは生前と変わらない 納棺師(中)
納棺師(上) つらぬく 2月22日 「ご遺体の手は優しく握って移動させる。物ではないから」。指導を受ける新人納棺師の佐藤ひとみさん(19)。体をきれいにする「納棺の儀」は細部まで丁寧に行う。 遺族が集まり故人とふれあう最後の機会。体に手を重ね、思い出話に花を咲かせる。家族を亡くした痛み 納棺師(上)