
ドコモ、中小のDX支援全店に専門営業員を配置
NTTドコモが携帯電話販売店「ドコモショップ」を起点に中小企業の開拓に乗り出す。2025年度までに全店に企業向けのアドバイザーを置き、DX(デジタルトランスフォーメーション)の提案などを行う。個人の携帯ユーザーからの収入拡大が見込めない中、個人客との接点だった店舗を法人営業の拠点としても活用し、「非通信」の成長につなげる。 約2150店舗(4月末時点)あるドコモショップのうち、まず10〜20人規…
はごろもフーズは29日、カツオやビンナガマグロを原料とするツナ製品「シーチキン」20品目を8月1日出荷分、カツオや鶏肉などを使ったペットフード12品目を9月1日出荷分から値上げすると発表した。漁獲量の減少でカツオやマグロの価格が高騰しているため。 同社はツナ製品を2022年〜23年に3回値上げしているが、原材料価格の高騰に歯止めがかからず再び値上げする。20品の値上げ率は10.6〜15.0%。「…
日本風力発電協会は29日、2050年の国内電力需要の33%を風力発電が賄うとする目標を示した。主に洋上風力で導入余地が大きいと試算し、同年の導入目標を1億4000万キロワットと、22年までの累積導入量の30倍に達するとした。政府の30年の見通しでは需要に占める割合は太陽光発電のほうが高いが、同協会は50年に風力発電のほうが2ポイント上回ると予想した。 同協会が同日公表した「JWPAウインドビジョ…
映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の国内興行収入が、4月28日の公開から31日間で100億円を突破した。国内で配給する東宝東和が29日、発表した。日本の洋画アニメでメガヒットの目安とされる100億円を最速で達成した。海外では4月5日から米国などで公開され、世界興行収入は5月23日時点で12億7000万ドル(約1780億円)を超えるヒット作となっている。 同作品は任天堂と「ミニオンズ」…
化石燃料に頼らず製造する「グリーンアンモニア」が実用化の段階に入る。日揮ホールディングス(HD)は旭化成と組んで、国内初の生産実証設備を2024年度に稼働する。発電時に二酸化炭素(CO2)を出さないとして注目されるアンモニアだが、製造には化石燃料由来の水素が使われている。再生可能エネルギーを使うなどCO2ゼロのアンモニアを生み出す挑戦が福島で始まろうとしている。 アンモニアは水素と窒素を合成して…
トヨタ自動車と東京電力ホールディングスは29日、電気自動車(EV)に搭載されているリチウムイオン電池を使った定置型蓄電池システムを開発したと発表した。陸上風力発電所に設置し、電力需給に応じて充放電させる実証実験を2023年秋ごろから始める予定だ。EVの本格普及を見据え、使用済み電池を再利用する環境を整える。 トヨタのEV「bZ4X」60台分の新品電池をケーブルでつなぎ、蓄電池システムをつくった。…
国税庁は29日、信託型と呼ばれるストックオプション(株式購入権)について、給与としての税務処理が必要だとの見解を示した。企業は権利行使で得た株式の売却に対して20%の税金がかかると認識していたが、給与として最大で55%の税金が課され、想定より税負担が増えることになる。 同日、スタートアップの関連団体が都内で開いた説明会で明らかにした。近くホームページでもQ&Aを公開するとみられる。 説…
パソナグループは29日、デジタルトランスフォーメーション(DX)人材育成のための研修プログラムを取引先の企業や自治体の社員・職員向けに提供すると発表した。データの取得や活用によるビジネスモデルの変革方法やサービス実用化の際の法律知識などを学ぶ内容で、8月から始める。 約3カ月間にわたるプログラムで、研修は計75時間の予定。参加費用は1人あたり約80万円で、参加者の募集を始めた。企業や自治体内でD…
デジタル証券専業の証券会社であるHashDash(ハッシュダッシュ、東京・千代田)は6月、都内のオフィスビルを裏付けにしたデジタル証券を募集する。想定利回りは約4%。一口10万円と一般の個人投資家でも投資しやすいようにした。 名称は「不動産デジタル証券・渋谷神宮前イノベーションオフィス」。募集期間は6月12日から7月25日で、発行総額は18億円強を予定する。ハッシュダッシュがオンライン販売、東海…
三井ホームは国が定める基準から消費エネルギーを65%削減した木造の保育園施設を東京都練馬区に建設したと発表した。高い断熱仕様と高効率の給湯器などの導入によって省エネルギーを実現した。エネルギー消費量を国の基準から半分以上削減した建物として「ZEB Ready(ゼブレディー)」認証を取得した。 建設したのは「にじいろ保育園高野台」の施設。2階に約80畳の大広間をつくり、内装材にヒノキを使って木の香…
FOOD&LIFE COMPANIES(F&LC)は29日、回転ずし店「スシロー」で新たに1皿260円の価格帯を導入すると発表した。31日から全国の店舗で提供を始める。他店のすし職人と共同開発した商品などをそろえるほか、価格を固定しない「時価皿」も用意する。商品の高付加価値化に力を入れ、客数の増加と客単価の上昇を目指す。 新価格の260円の商品は「黒皿」として提供する。富山県にあ…