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シンガポール、住宅相場が高騰 企業流出のリスクも
家賃高騰で引っ越す人も相次いでいる(シンガポールの高層住宅)=ロイターロイター

シンガポール、住宅相場が高騰企業流出のリスクも

「家賃の更新時に7割高い金額を提示され、引っ越しせざるを得なかった」。在シンガポールの日本企業に勤める40代の駐在員は今春、中心部のオーチャードから郊外へ転居した。近ごろシンガポールでは家賃高騰に対する嘆きが、駐在員だけでなく国民からも頻繁に聞かれるようになった。 政府の公表データによると、2023年1〜3月期の高層住宅の賃貸価格は1年前と比べ3割、2年前と比べ5割弱値上がりした。背景には住宅の…

安川電、北九州にロボット新工場 モーターから一貫生産

安川電機は本社のある八幡西事業所(北九州市)に、ロボットを主要部品のモーターから一貫生産する工場を新設する。200億円を投じて2024年度に着工、小型ロボットの生産技術を確立するマザー工場として25年度の稼働を目指す。同社のロボット生産能力を月5400台と従来の1.5倍に増強する。 新工場は2階建て、延べ床面積2万8000平方メートル。5月に公表した23〜25年度の新たな中期経営計画で示した投資…

三井住友海上、商用EV整備に参入 500拠点で普及に弾み

三井住友海上火災保険は商用の電気自動車(EV)の整備事業に乗り出す。まずスタートアップのフォロフライ(京都市)と組み、同社製商用EVの整備を全国の整備会社ネットワークで請け負う。2025年度末までに500カ所で整備できるようにする。商用EVについては、整備網が確立されていないことが普及の妨げとなっている。整備拠点が増えれば普及に弾みがつく可能性がある。 フォロフライは21年創業で、自前で工場を持…

再生可能燃料、活用広がる 海運のマースクとダイキン

廃食油などを原料にした再生可能燃料「リニューアブルディーゼル(RD)」の利用が広がっている。コンテナ船世界2位のAPモラー・マースク(デンマーク)はダイキン工業と組み、陸上輸送時の二酸化炭素(CO2)の排出量を削減する取り組みを始めた。サプライチェーン(供給網)全体の温暖化ガス排出量を指す「スコープ3」での削減が求められていることに対応する。 マースクはコンテナの陸上輸送を国内の運送会社に委託し…

東急の堀江正博次期社長、山と農地で鍛えたアイデアマン

約40年にわたる会社人生の半分をグループ企業で過ごした。部下からは「ふと気さくに助言してくれるアイデアマン」と慕われる。バトンを渡す高橋和夫社長は「とにかく現場に足を運び、適切な解決策を見つけてくる」と評する。不動産や流通部門を歩み、資産運用を手掛ける子会社の設立を主導した経験を生かし、東京・渋谷を中心に街づくりの未来図を描く。 入社2年目の頃、神奈川県内でぽっかりと沿線開発から取り残された地区…

東京ディズニー、並ばず楽しめる無償サービス 14施設で

オリエンタルランド(OLC)は7日、東京ディズニーリゾート(TDR)の来園者が行列に並ばずにアトラクションを楽しめる無償サービスを一部施設で導入すると発表した。今年4月に迎えた開業40周年を記念したサービスで、今夏をめどに導入する。新型コロナウイルス禍で休止していた無料で優先入場できる「ディズニー・ファストパス」は終了する。 無償サービスの名称は「40周年記念プライオリティパス」で、希望者は入園…

ギズモード日本版運営元、SPAC上場 台湾企業と統合

IT(情報技術)ニュースサイトのギズモード・ジャパンなどを運営するメディアジーン(東京・渋谷)が台湾の同業、関鍵評論網媒体集団(ニュースレンズ)と経営統合し、米ナスダック市場に上場する。特別買収目的会社(SPAC)が米国時間6日、両社が設けた持ち株会社との合併を発表した。2024年1〜3月期の手続き完了を見込んでいる。 メディアジーンは1998年に発足し、ギズモードに加えてビジネスインサイダーや…

ハイアール、デザイン着せ替えの冷蔵庫 置き場所自由に

中国ハイアールグループの国内販売会社、ハイアールジャパンセールス(大阪市)は7月上旬にドア部分のデザインが着せ替えできる冷蔵庫を発売すると発表した。キッチン以外にもリビングや寝室などに置くことを想定してスリムな形状にしたほか、デザインも変えられるようにした。 新製品「フリーモ」は若い世代を中心に、自由に冷蔵庫を使ってもらうことを狙う。ドア部分につけるマグネットカバーでデザインを変えられる。マグネ…

ホクト、収益改善のカギは「手のかかる優等生」エリンギ

製造コストの上昇と相場安で業績が低迷するキノコ大手のホクト。そんな同社が収益改善の切り札として期待をかけるのが年間1万9000トンを生産するエリンギだ。バーベキュー食材として夏でも底堅い需要があり値崩れしにくい優等生だが、半面、他のキノコよりもパッキングに手がかかる欠点もある。包装の自動化でさらなる高収益キノコに育てようとする現場を追った。 年間約3000トンのエリンギを生産する佐久第2きのこセ…

役員報酬、従業員の働きがいと連動 日立や出光が導入

企業価値を生み出す要素として「人的資本」への関心が高まるなか、従業員のエンゲージメント(働きがい)と役員報酬を連動させる動きが広がってきた。日立製作所や出光興産は2023年度から株式報酬の算定基準に導入。京浜急行電鉄も執行役員賞与と連動させる。経営層に働き手の意欲改善への動機付けを与えることで、生産性向上や投資家からの評価につなげたい考えだ。 日立製作所は役員報酬として追加交付する株式の基準額の…

ビール業界就活、お酒の強さより人付き合いが重要

会食の場でまず1杯目はビールという人もまだまだ多い。新型コロナウイルス禍からの行動制限が緩和され、アルコールに接する機会も増えている。身近な商品であるビールを扱う飲料メーカーは学生からの人気が高い。どんな人が現場で求められているのか、お酒が飲めない人は避けた方がいいのか、就活探偵団が探った。 「試合でボロボロに負けても、海外の選手と一緒に飲んだビールの味が忘れられなかった」。アサヒビール入社4年…

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