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激闘乗り越えリオ五輪へ サッカーU-23日本代表

サッカー男子のリオデジャネイロ五輪最終予選を兼ねたU-23(23歳以下)アジア選手権は、1月30日にカタールのドーハで開かれた決勝戦で日本が韓国を破り優勝した。終盤まで勝負がもつれる接戦が続き、最後まで集中力を切らさない日本代表の戦いぶりは感動を呼んだ。予選からの激闘を振り返る。

決勝 韓国戦(3-2)

準決勝から先発メンバーを4人入れ替えた日本は、前半の20分に今大会6試合目にして初めて先制点を許した。
後半も開始早々に追加点を奪われたが、浅野(広島)、矢島(岡山)が立て続けにゴールを奪って同点。さらに浅野がこの日2点目となる決勝ゴールを左足で決めた。
サッカーU-23代表、韓国に逆転勝ち アジア選手権優勝(1月31日)
今大会の日本の特長は3つ。粘りの堅守、終盤の体力、そして"最後の駒"こと浅野だ。
60分の登場からわずか7分後。韓国DFラインを右斜めへ切り裂く浅野の走路に、矢島が左斜めへ差し入れたスルーパスの軌跡が美しく交差する。GKの鼻先で合わせてゴールへ流し込んだ。
「予感というか。1点取って自分の中のリズム、流れを感じることができた」。分析通りに韓国のスタミナが切れた終盤、日本の決勝点もその速さが生んだ。
アジアで開花 日本頂点-U-23、韓国に逆転勝ち(2月1日)
満面の笑みで手倉森誠監督を3度胴上げした日本の選手たちがつかんだものは、アジア王者の称号とリオデジャネイロ五輪の切符、そして失いかけていた代表の誇りだろう。
「『勝てない世代』と言われてきた分、その悔しさをバネにしてみんなでやってきたので。こういう結果を得られてうれしい」。主将のMF遠藤航(浦和)が語る反骨心はチームの大きなエネルギー源だった。
サッカーU-23代表を支えた体力と一体感(1月31日)

予選 北朝鮮戦(1-0)

日本は試合開始早々、CKから植田(鹿島)が先制ゴール。後半は北朝鮮の猛攻をしのぎ、逃げ切った。
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予選 タイ戦(4-0)

日本は27分に鈴木(新潟)のゴールで先制。49分に矢島(岡山)、75分、84分には途中出場の久保(ヤングボーイズ)の得点で突き放した。
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予選 サウジアラビア戦(2-1)

6大会連続10度目の本大会出場を目指す日本は前半31分に大島(川崎)のゴールで先制し、後半8分に井手口(G大阪)が加点。その後今大会初失点を喫したが、逃げ切った。
日本が1次リーグ3連勝 サッカー五輪予選、サウジ下す(1月20日)

準々決勝 イラン戦(延長で3-0)

日本が均衡を破ったのは延長前半。室屋(明大)の左足クロスを途中出場の豊川(岡山)が頭で決めた。さらに延長後半に中島(FC東京)が右足で立て続けに2得点して突き放した。
日本はイランの球際の強さに苦しんだ。圧力をかけられピンチもあったが、GK櫛引(鹿島)を中心に粘り強く守って、イランを完封した。
日本4強、五輪へ王手 延長でイラン下す(1月23日)

準決勝 イラク戦(2-1)

サッカー男子のリオデジャネイロ五輪最終予選を兼ねたU-23(23歳以下)アジア選手権第12日は26日、カタールのドーハで準決勝を行い、日本はイラクを2-1で破って決勝に進出し、大会3位以内に与えられる五輪出場権を獲得した。
後半追加タイム。右サイドから南野が上げたクロスをGKがはじいたボール。ペナルティーエリアの外でMF原川が落ち着いてトラップした後に左足をシャープに振り抜き、日本を五輪へ導く決勝ゴールを奪った。
サッカー男子五輪決定 最終予選、イラク破り決勝進出(1月27日)
「誰にも書けないようなシナリオの幕切れだった」。選手らによるペットボトルの水での手荒い祝福を受けた後、手倉森監督は五輪切符獲得の興奮を抑えながら語った。
さすがに後半追加タイムの劇的な決勝点が筋書き通りとまではいえないが、演出したのは間違いなくこの指揮官だ。
準々決勝のイラン戦では相手のスタミナ切れを誘い、延長戦も視野に入れて仕留めるという指示を完遂。この日もハーフタイムの「あと45分だぞ」という"時間指定"を守った。
采配ピタリ、チーム成長 サッカー男子五輪決定(1月27日)

選手たちは31日夜、羽田空港着の航空便で帰国した。

到着ロビーに姿を現した選手たちはにこやかに出迎えの声援に応え、主将の遠藤航選手はトロフィーを手に笑顔を見せた。
手倉森監督は空港内で開かれた記者会見で「アジア王者になってリオに行くという目標を達成できた。選手の成長もあった」と充実した表情で振り返った。
U-23の日本代表はアジア選手権を制した自信を得て、8月の五輪本大会へ向けて強化を図る。手倉森監督は「本大会でも歴史を塗り替えるべくメダルに向かって力を注ぎたい」と述べ、五輪で48年ぶりとなる表彰台を見据えた。
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