2019年6月18日(火)

電力自由化 小売りに新規参入

2015/10/9 18:00
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送電線

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2016年4月、電力小売りが自由化される。ガスや石油とセットで売ったりするなど電力の販売方法が多様になる。これまで当たり前だった地域独占が崩れ、家庭や企業にとっては選択肢が広がる。

■第1陣が登録

経済産業省は8日、NTTグループが出資するエネット(東京・港)など40社を登録したと発表した。

経産省に「小売電気事業者」として登録した企業は16年4月からすべての消費者に電気を販売できる。10月7日時点で82社から登録申請があり、第1陣として40社が経産省と電力取引監視等委員会の審査を通過した。

電力、広がる選択肢 小売り参入第1弾に40社(10月9日)

■業種越えた提携

中部電力が9日、家電量販店大手のエディオンと電力販売で提携する協議に入ったことが分かった。2016年4月に電力小売りが全面自由化されるのに合わせ、自由化後の新料金の契約をエディオンの店頭でできるようにする考えだ。

中部電、エディオンと電力販売で提携協議(10月9日)

東京電力とソフトバンクは7日、電力小売りが全面自由化する2016年4月から電力と通信のセット販売で基本合意したと発表した。ソフトバンクの全国約2600店舗や東電の家庭向け無料会員サイトで受け付ける。電力と携帯電話などの通信サービスを組み合わせた具体的な割引料金プランや契約形態などは今後詰める。

東電とソフトバンク、電力・通信セット販売を発表(10月7日)

楽天は丸紅と組み電力の小売りに乗り出す。ネット通販モールに出店する中小事業者に丸紅が用意した割安の電力を販売する。来年4月の電力小売り全面自由化をにらみ、大手電力、新電力、通信などが顧客の争奪に動く中、楽天は出店業者の支援と囲い込みに電力自由化を活用する。

楽天が電力小売り、丸紅から調達 ネット出店者に安く(8月28日)

家庭向け電力小売りに来春参入するJX日鉱日石エネルギーはKDDIと提携し電気と通信をセットで割安に販売する。自社の給油所でガソリンも値引き販売する。電気料金は大半を発電用燃料費が占めるため差を付けにくい。2016年4月の電力小売りの全面自由化に向け、大手電力だけでなく、新規参入組も異業種と連携し料金・サービスの魅力を高める。

JX、電力小売りでKDDIと提携 通信とセット割(9月25日)

■ベンチャーにも商機

関西電力は9月28日、家計簿ソフト大手のマネーフォワード(東京・港)と業務提携すると発表した。関電の会員サービス「はぴeみる電」で、10月29日から航空会社など提携企業のポイントやマイレージを一括管理できる。

関西電力、家計簿ソフトと提携(9月28日)

電力会社比較サイト運営のエネチェンジ(東京・墨田)は、家庭の人数や毎月の電気料金などを入力すると、電力の利用状況を分析し、電気料金が最もお得になる電力会社紹介してくれるサービスを来年1月から始める。ユーザーが契約した電力会社から成果報酬を得る仕組みだ。

電力会社比較サイトのエネチェンジはタレントを活用して集客する(9月30日、都内)

電力会社比較サイトのエネチェンジはタレントを活用して集客する(9月30日、都内)

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