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トクホの次は…機能性表示食品制度がスタート

トクホの茶飲料などが並ぶ売り場。「機能性表示食品」が登場する日も近い?(さいたま市のスーパー)

食品に健康への効能を表示できる「機能性表示食品制度」が1日始まった。事業者が効能をうたう科学的根拠を消費者庁に届け出ればよく、国の審査や許可が必要な特定保健用食品(トクホ)よりハードルがかなり低いのが特徴だ。企業は新たな商機ととらえており、店頭で目にする日も近そう。商品を選ぶ目を養うためにも、制度について知っておこう。

生鮮食品も対象に

対象はサプリメントや加工食品のほか、生鮮食品など食品全般で、アルコール類は除く。
トクホも食品全般を対象とするが、これまでに生鮮食品で許可された事例は無い。新制度により効能をうたった生鮮食品が販売される可能性がある。
「肝臓の働き助けます」 新しい食品効能表示、4月から(3月3日)

効能表示、体の部分を示し具体的に

「肝臓の働きを助けます」。体内で解毒酵素などの生成を促すスルフォラファンを豊富に含む栄養補助食品であれば、こんな表示が可能になる。
リコピンが多い特別なトマトをつくれば「血管の機能をサポートします」など、従来よりも直接的な表現がしやすくなる。
栄養補助食品の売り場でも「機能性表示食品制度」を活用した商品が多く登場しそうだ(都内のドラッグストア)
スタート 食の新表示(上)効果の表現に幅(3月20日)

先行「トクホ」「栄養機能食品」との違いは……

新しい表示制度は2013年、規制改革の一環として導入が決まった。先行する「特定保健用食品(トクホ)」は国の厳しい審査があり、事業者にとっては時間がかかり、費用負担も重かった。
機能性表示食品では、事業者は販売の60日前までに消費者庁に届け出をすればよい。臨床試験の代わりに、過去の研究論文の分析を科学的根拠として使うこともでき、ハードルは低くなる。
食品の機能性表示どう生かす(3月26日)

新制度は、これまでの「トクホ」やビタミンなどを一定量含む食品に使える「栄養機能食品」に次ぐ第3の表示。使いやすいため、中堅以下の企業の利用も増える見通しだ。

体にいい食品、表示で何がわかるの?(3月24日)

消費者庁は「便乗」警戒

消費者庁は3月31日、「機能○○食品」など紛らわしい表現を使ってインターネットで商品を販売していた25業者に、表現を改善するよう文書で要請した。

制度のスタートを機に「機能」や「保健」などの紛らわしい名前を使って売ろうとするケースも増えそう。体のためを思うなら、表示をじっくり見極めるのが肝心だ。

「機能○○食品」やめて 消費者庁が要請(3月31日)
特定保健用食品(トクホ)の表示。表示のために多くの時間と費用が必要だが、それが消費者の安心感にもつながっている

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