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春の労使交渉、ベア最高相次ぐ

今年春の労使交渉は18日、自動車や電機など主要企業がベースアップ(ベア)に相当する賃金改善や一時金を組合側に一斉回答した。トヨタ自動車や日立製作所などは、過去最高水準のベアを実施する。好業績や物価上昇を受け、デフレ脱却に向けて経営側が歩み寄った。

賃金交渉の回答状況をボードに書き込む金属労協の職員(18日午前、東京都中央区)

トヨタや日立、過去最高水準

トヨタ自動車は18日、2015年春季労使交渉でベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分について月4000円を正式に回答した。比較できる02年以降では過去最高となった。
トヨタ「経済活性化や物価も勘案」 ベア4000円(3月18日)
電機業界は日立やパナソニックなど大手6社は過去最高の3千円(14年は2千円)を回答した。
今春の労使交渉は消費税率引き上げに伴い物価が上昇するなかで実質賃金を押し上げるかが焦点となる。厚生労働省によると1月の実質賃金は1.5%減と19カ月連続のマイナスだ。
賃上げの春、再び 大手一斉回答でベア最高相次ぐ(3月18日)

歓迎する政府

菅義偉官房長官は18日午前の記者会見で、2015年の春季労使交渉で大手主要企業の一斉集中回答が同日午後にかけて予定されていることに関して、「昨年の水準をさらに上回るような力強い賃上げの動きが広がることを期待している」と述べた。
官房長官「力強い賃上げの動きが広がること期待」(3月18日)
春季労使交渉でトヨタ自動車など大手企業が軒並み大幅な賃上げに踏み切るなか、安倍晋三首相は「4月になれば実質賃金がプラスになっていく可能性がある」と強調し、デフレ脱却へ自信を示した。
首相「4月に実質賃金増も」 賃上げ効果、野党は疑問視(3月17日)

再建の進捗具合で明暗も

日本航空は2015年の春季労使交渉で、賃金を底上げするベースアップ(ベア)を14年ぶりに実施する。地上職や客室乗務員らでつくる最大労組の「JAL労働組合」が1%相当のベアを要求したのに対し、会社側は全社員に一律2000円のベアを行うと回答した。
日航14年ぶりベア、一律2000円回答 労組受け入れへ(3月13日)
経営再建中のシャープでは組合側が「賃金体系の維持」と「一時金4カ月」との要求を掲げた。経営側は賃金体系の維持は認めたが一時金は夏の1カ月分のみの回答にとどめた。冬の一時金は回答を保留した。
賃上げの春、再び 大手一斉回答でベア最高相次ぐ(3月18日)

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