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ウエアラブル端末、健康向けに実用化加速

昨年来、腕時計型やメガネ型の製品・試作品が多数登場して話題を集めるウエアラブル端末。まずは健康管理・医療分野で実用化が加速してきた。センサーで心拍数、血圧、血糖値、歩行数などの健康データをリアルタイム計測し、サーバーに送信、ビッグデータを解析する。近い将来、巨大な市場に成長する可能性があり、IT企業が続々と参入している。

健康・医療向け続々

米Microsoft(マイクロソフト)は2014年10月30日、自社開発のリストバンド「Microsoft Band」を発売し、ウエアラブル市場に本格参入した。Microsoft Bandは高機能センサーを多数搭載した健康管理用リストバンドで、心拍数、睡眠品質、歩行数など身体データを計測する。収集したデータは、健康管理用クラウドサービス「Microsoft Health」で管理・解析する。
Microsoftにとってはウエアラブル端末の開発が最終目的ではなく、ウエアラブル端末が収集するデータの解析を事業の中心に据える考えだ。Microsoft Healthは、解析エンジン「Intelligence Engine」を備えており、これを使ってビッグデータを解析することで、健康管理に関する知見を得る。
Apple Watchの強敵か ウエアラブル、MSの逆襲(1月19日)
NTT、東レ、セイコーエプソンなどもウエアラブル機器を相次ぎ商品化。医療・健康管理向けが多く、どの製品にも高性能の小型センサーが搭載されている。
近づくセンサー社会 日本のお家芸が扉を開く(2014年12月28日)
セイコーエプソンは近い将来に、運動療法の支援に使えるウエアラブル型脈拍計と、付属するアプリケーションソフトを製品化する考え。
エプソンが糖尿病患者向けウエアラブル、運動療法を指南(1月20日)
「オメガ」などを傘下に持つ腕時計世界最大手のスウォッチグループ(スイス)は2015年にカロリー消費など健康情報を計測する機能を搭載した「スウォッチ」を発売する。身につけて使うウエアラブル端末で若者などの需要を開拓する。
スウォッチが腕時計型端末参入 15年、若者ら開拓(2014年9月3日)

健康ビジネス参入相次ぐ

米アップルは神奈川県で日立製作所、富士通などと、センサーで計測した膨大なデータから新たな健康関連サービスを生み出すプロジェクトに参加。15年春にも海外初の開発拠点を横浜市にもうける。
近づくセンサー社会 日本のお家芸が扉を開く(2014年12月28日)
東芝は12月17日、ヘルスケア事業の研究開発費を2016年度に14年度計画比3割増の年間500億円に増やすと発表した。研究者も国内外で2割以上多い3800人にする。次世代の医療機器や、ビッグデータを活用した医療サービスなどを早期に事業化する。
東芝、ヘルスケア開発費を3割増 16年度500億円に(2014年12月17日)
リコーは定期健診とウエアラブル端末による日々の健康チェックを組み合わせた健康管理サービスを始める。定期健診の結果をデータベース化し、経年の変化を集計。同端末で集めた日々の歩数や血圧などの数値も加え、社員の健康変化を独自の専用ソフトで予測する。
リコー、企業向け健康管理に参入 ウエアラブル端末を活用(2014年7月8日)

ペット向けも登場

ペットの犬や猫が今、どんな気持ちでいるのか、健康状態はどうなのか――。動物にウエアラブルセンサーを取り付けてそれらを可視化し、人との新たなコミュニケーションを生み出す。
犬のキモチや健康状態を通知するウエアラブルセンサー(1月21日)
富士通の「わんダント」は首輪につける犬専用の歩数計。重さはわずか16グラムで、前脚の動きを感知するセンサーが正確に歩数を数えるだけでなく、犬の周辺温度も記録する。犬がぶるぶると体を震わせた回数も分かる。
愛犬の健康データ管理 クラウドやアプリ活用(2014年12月4日)

メガネ型は業務用が有望か

インターネット検索最大手の米グーグルは1月15日、眼鏡型のウエアラブル端末「グーグルグラス」の個人向け販売を中止すると発表した。内蔵カメラがプライバシーを侵害するとの懸念が浮上し、公共の場で使用することの是非を巡って議論が起きていた。
「グーグルグラス」個人向け販売中止 プライバシー議論(1月15日)
ソニーは12月17日、メガネやゴーグルに簡単に取り外しできるウエアラブル装置「片眼用ディスプレーモジュール」を開発したと発表した。超小型の有機ELディスプレーに情報を表示する仕組みで、スポーツのほか、業務作業での用途を見込む。
ソニー、脱着型ウエアラブル装置 簡単に取り外し(2014年12月17日)
メガネスーパーは、デジタルカメラのODMを手がけるザクティ(大阪府大東市)と共同で、眼鏡型ウエアラブル端末の研究開発を始めた。暗い場所での視界を改善するなど、目の健康に関するノウハウを生かし新商品を目指す。
メガネスーパーが眼鏡型ウエアラブル端末 ザクティと共同で(2014年10月13日)

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