2019年8月19日(月)

「財閥」に揺れる韓国 巨艦かじ取り難しく

2014/12/22 18:00
保存
共有
印刷
その他

大韓航空本社で記者会見する韓進グループの趙亮鎬会長(12日、ソウル市)

大韓航空本社で記者会見する韓進グループの趙亮鎬会長(12日、ソウル市)

大韓航空の当時の副社長が自社機のサービスをとがめて搭乗口に引き返させた問題に対し、韓国で批判が広がっている。矛先は他の財閥にも向かっている。一方最大財閥のサムスングループは総帥不在の状況が続く。

大韓航空の航空機

大韓航空の航空機

■「ナッツリターン」問題

大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョナ)副社長がニューヨークの空港で搭乗した自社航空機の乗務員のサービスを問題視し、客室責任者を降ろすため、動き始めていた同機を搭乗口に引き返させていたことが分かった。

韓国検察は11日、大韓航空本社などを家宅捜索した。聯合ニュースが伝えた。
 運航の安全規定を定めた航空法に違反し、証拠隠滅の疑いもあるとみているもようだ。

韓国では、ナッツが原因で飛行機を無理やり引き返させた、との意味の「ナッツリターン」が"パワハラ"と同じニュアンスの流行語になっている。

大韓航空の趙顕娥前副社長が17日、検察当局に出頭し、事情聴取を受けた。

大韓航空副社長が担当辞任 機体引き返させる(12月10日) 副社長問題で大韓航空捜索 航空法違反か(12月11日) 大韓航空前副社長が検察に出頭 事情聴取受ける(12月17日)

 韓国国土交通省の施設に出頭した大韓航空の趙顕娥副社長=12日、ソウル(共同)

韓国国土交通省の施設に出頭した大韓航空の趙顕娥副社長=12日、ソウル(共同)

■ほかの財閥にも飛び火

中堅財閥ハンファグループの金升淵(キム・スンヨン)会長は2007年、息子のけんか相手に「報復」として暴行した。

社内での講演中にガムをかんでいたというだけで幹部を解雇したオーナー会長もいるという。

「創業家の横暴」に批判 他の財閥にも矛先(12月13日)

■「総帥不在」続くサムスン

サムスングループ総帥、李健熙(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長(72)が病に倒れて7カ月。長男の李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長(46)による経営が始動した。

サムスンにとってスマホ事業の立て直しと脱・スマホ依存は喫緊の課題だ。

サムスン3代目始動(上) まず世襲やり抜く(12月19日) サムスン3代目始動(下) 「脱スマホ」家電+ネット(12月20日)

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。