四国 徳島2区、山口が盤石
衆院選序盤情勢

徳島 2区、山口が盤石
1区(自)
〈徳島市、阿南市、小松島市など〉
古田 元則 66 共 新
仁木 博文 48〇民 元
後藤田正純 45〇自 前[公]
知名度で勝る後藤田が先行。新たに選挙区に加わった徳島市で支持者回りに注力する。元官房長官の仙谷由人の地盤を受け継ぐ仁木は追い上げに懸命。
2区(自)
〈鳴門市、板野郡など〉
久保 孝之 51 共 新
山口 俊一 64〇自(麻)前[公]
強固な地盤を持つ山口が盤石。円安対策や地方創生を訴え、自民支持層の9割を固めた。久保は街頭演説を精力的にこなす。
香川 因縁の1区、平井が先行
1区(自)
〈高松市の旧市部、小豆郡など〉
河村 整 55 共 新
平井 卓也 56〇自 前[公]
小川 淳也 43〇民 前
平井、小川は小選挙区で因縁の対決。安倍政権の実績を強調する平井が先行する。小川はアベノミクス批判を掲げ、自民支持層にも切り込みを図る。
2区(民)
〈坂出市、さぬき市など〉
瀬戸 隆一 49〇自(麻)前[公]
佐伯 守 54 共 新
玉木雄一郎 45〇民 前
前回、民主の議席を守った玉木を比例復活した瀬戸が追う。玉木は民主支持層の大半、維新支持層の8割を固めた。瀬戸は自民支持層の7割しか固め切れていない。
3区(自)
〈丸亀市の旧市部など〉
大野敬太郎 46〇自 前[公]
土岐 一郎 62 共 新
高田 良徳 54〇社 新
大野が保守層の支持を拡大し、安定した戦い。高田は民主の支援も得て、票の上積みをねらう。
高知 中谷、山本が優位
1区(自)
〈高知市北部、室戸市など〉
中谷 元 57〇自 前
春名 直章 55〇共 元
大石 宗 34〇民 新
藤島 利久 52 無 新
中谷が経済政策や安全保障の成果を訴え、自民の8割弱、公明の7割弱の支持を固める。無党派層からも支持を集める。春名は政権批判を前面に出し、大石は民主支持層の6割をまとめる。
2区(自)
〈高知市南部、土佐市など〉
山本 有二 62〇自 前[公]
武内 則男 56〇民 新
谷崎 治之 55 共 新
山本が当選8回の実績を訴えて先行。自民、公明支持層の9割弱をまとめリード。武内は労組票を背景に、追い上げに懸命。
愛媛 自民、独占うかがう
1区(自)
〈松山市の旧市部〉
永江 孝子 54〇民 元
塩崎 恭久 64〇自 前[公]
田中 克彦 47 共 新
塩崎が知名度を生かして先行。自民支持層の8割を固めた。永江は無党派層への浸透をめざし、ミニ集会や街頭演説を精力的にこなして対抗する。
2区(自)
〈今治市、東温市など〉
植木 正勝 62 共 新
横山 博幸 64〇維 新
西岡 新 41 無 前
村上誠一郎 62〇自 前[公]
村上の支持基盤が強固。県議から転身した横山が追いかける。西岡は浮動票の取り込みを目指す。
3区(自)
〈新居浜市、西条市、四国中央市〉
一色 一正 64 共 新
白石 徹 58〇自(麻)前[公]
白石 洋一 51〇民 元
自民の白石が支持基盤を拡大し優位な戦いを繰り広げる。自民支持層に加え、維新支持層にも食い込む。民主の白石は民主支持層の8割弱を固めた。
4区(自)
〈宇和島市、八幡浜市など〉
桜内 文城 49〇次 前
森 夏枝 33〇維 新
西井 直人 57 共 新
山本 公一 67〇自 前[公]
強固な地盤を持つ山本が優勢。桜内は自民支持層の2割を獲得し支持拡大を訴えて、追い上げに懸命。森は知名度の向上を急ぐ。
自民堅調、半数確保
【自民】(1)福井照61前(2)福山守61前(3)後藤田正純45※前(3)山口俊一64※前(3)平井卓也56※前(3)瀬戸隆一49※前(3)大野敬太郎46※前(3)塩崎恭久64※前(3)村上誠一郎62※前(3)白石徹58※前(3)山本公一67※前(3)中谷元57※前(3)山本有二62※前(14)永井一郎59新(15)泉栄恵43新(16)湯浅満60新
【民主】(1)仁木博文48※元(1)小川淳也43※前(1)玉木雄一郎45※前(1)永江孝子54※元(1)白石洋一51※元(1)大石宗34※新(1)武内則男56※新(8)都築且68新
【維新】(1)横山博幸64※新(1)森夏枝33※新(3)喜多義典48新
【公明】(1)石田祝稔63前(2)中野英雄57新
【次世代】(1)桜内文城49※前(2)椙山三也55新
【共産】(1)浜川百合子35新(2)春名直章55※元
【社民】(1)高田良徳54※新
【幸福】(1)小松由佳32新(2)森田浩二55新
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自民は前回より1議席伸ばして3議席を固めた。残りの3議席を民主、維新、公明が分け合う見通し。次世代、共産、社民の議席獲得は難しそう。