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取り寄せても食べたい、絶品チーズケーキ ベスト10

スイーツの中でもチーズケーキは子どもから大人まで幅広く好まれているものの一つだろう。近年、使用するチーズの種類が広がり、いろいろな食感の商品が続々と登場してきた。そこで今、わざわざ取り寄せても食べたいものを専門家に聞いた。

1位 メゾン・ド・プティ・フール「ヴァッシュ」(東京都大田区) 510ポイント

2つの味を楽しむ

 フランスなどで修業したオーナーシェフが2年ほど前に、冷凍や解凍をしても味が変わらない通販対応のケーキとして開発した。
 2種類のチーズを使っており、ケーキの断面は2層に分かれている。上段は仏産フロマージュブランにたっぷりのレモンを加えた白く柔らかい生地で、まろやかな酸味がある。下段はほんのり塩味のする仏産クリームチーズをベースにし、タルト生地も含めて食べ応えがある。食感や風味の異なるチーズが口の中で混じり合い、深みのある味わいを醸し出す。
 「上段のフレッシュチーズのさわやかさと下段のチーズのコクの2つの味が楽しい。タルト生地もほどよく香ばしくておいしい」(村瀬美幸さん)。濃いめのコーヒーに合うが、「上段のホイップのような食感はスパークリングワインの泡にもとても合いそう」(末吉純子さん)。あらかじめ湯などで熱しておいたナイフを使うときれいに切り分けやすい。より小型の1人分サイズの通販も秋以降始める予定。(1)12センチ、2700円(2)冷凍(3)mezoputi.com
2位 こぬれ・広尾「チーズケーキ」(東京都渋谷区) 500ポイント

香ばしいタルト台

 国産カッテージチーズに2種類の仏産クリームチーズを混ぜ、酸味や塩味を調整したケーキは食べ応えがある。「酸味があり、チーズの風味が感じられる。必要以上になめらかにしないぼそっとした食感もいい」(君島佐和子さん)、「レモンをきかせたチーズがさわやかで、口当たりがいい。香ばしいタルト台とマッチし、満足感がある」(瀬戸理恵子さん)。
 空焼きしたタルト台に生地を流し込んで焼くため、台のザクザクとした食感と香ばしさを楽しめる。冷凍したままなら1週間ほど日持ちする。(1)15センチ、3100円(2)冷凍(3)03・5475・6828(FAX)
3位 プラチノ「アンジュ」(東京都世田谷区) 490ポイント

伝統菓子がベース

 仏西部のアンジュ地方に伝わる伝統菓子「クレメ・ダンジュ」をベースにした。フロマージュブランと乳脂肪分が高い生クリーム、卵白などを使い、「ふんわりと口の中でとろける。酸味が少なく、クリームチーズを使ったチーズケーキが苦手な人にもお薦め」(福田淳子さん)。
 中には自家製カシスジャムが入っており、甘酸っぱさが味を引き締める。配送は冷蔵か冷凍か選べる。別売のソース(110円~)はお好みで。「きわめて軽く、牛乳っぽさやさわやかさをしっかり感じるハイレベルな仕上がり。カシスのきかせ方がとてもいい」(君島さん)(1)2個920円(2)冷蔵・冷凍(3)www.platino.jp
4位 みらべる「ブルーチーズケーキ」(千葉市美浜区) 430ポイント

ワインによく合う

 栄養士のオーナーがブルーチーズにそのクセの強さを和らげるカスタードクリームを載せて作った一品。ワインに合うケーキを目指し、1年ほど試行錯誤を繰り返して完成させた。
 ニュージーランド産クリームチーズと仏産の2種類のブルーチーズを使う。「チーズ好きにはたまらない味」(村瀬さん)。白なら貴腐ワインのようなデザートワインが、赤なら軽めのものが合う。通販専門店なので取り寄せのみ。(1)16センチ、2500円(2)冷蔵(3)www17.ocn.ne.jp/~yoneima
5位 菓子工房フラノデリス「ドゥーブルフロマージュ」(北海道富良野市) 320ポイント

北海道にこだわり

 商品名は仏語で「2種類のチーズ」を意味している。牛乳瓶入りプリンでも有名な洋菓子店が手掛けており、粉や卵、マスカルポーネなど原料は北海道産にこだわった。店舗で提供するのと同じ状態で届けるため、発送日の朝に手作業で作る。「素材の味がいい」(松本学さん)、「後味がまったり。この味が嫌いという人はいないのでは?」(aiko*さん)。(1)12センチ、1944円(2)冷蔵(3)shop.le-nord.com
6位 タント・マリー「カマンベールチーズケーキ」(東京都文京区) 310ポイント
 一見、カマンベールチーズのよう。「どっしりしつつもほどよい酸味。独特の食感がくせになる」(chicoさん)。ワインと相性が良く、ボージョレ・ヌーボーにも合う。(1)12センチ、2592円(2)冷蔵(3)03・6806・0059(湯島本店、FAX)
7位 デリチュース「デリチュース」(大阪府箕面市) 270ポイント
 仏産クリームチーズと「ブリー・ド・モー」を使う。「チーズの風味が濃厚。甘酸っぱいアンズジャムが口の中で混じり合う」(石塚利彦さん)、「後味が個性的」(aiko*さん)。(1)12センチ、1576円(2)冷蔵(3)(電)072・729・1222(箕面本店)
8位 チロル「ふわっと超濃厚クリームチーズケーキ」(盛岡市) 260ポイント
 1967年に開業した喫茶店が仏から取り寄せたチーズで作る。(1)12センチ、1420円(2)冷凍(3)www.morioka-tirol.com
9位 トロイカ「オリジナル・ベークド・チーズケーキ」(岩手県北上市) 250ポイント
 ロシア料理店が自社製のチーズで作る。(1)15センチ、2880円(2)冷蔵、冷凍(3)www.d3.dion.ne.jp/~troika
9位 小樽洋菓子舗ルタオ「ドゥーブルフロマージュ」(北海道小樽市) 250ポイント
 イタリアのチーズなどを使った口溶け滑らかなケーキは年間250万個も売れる。(1)12センチ、1620円(2)冷凍(3)www.letao.jp

 表の見方 数字は選者の評価を点数にした。店名、商品名、本店所在地。(1)商品の最小サイズ(ホールの直径)とその取り寄せ時の消費税込み価格(2)配送時の状態が冷蔵か冷凍か(3)通信販売の方法でインターネット通販の場合はHPのURL。http://は省略。送料別。記事中のリンクは掲載時のものです。

香り・食感 個性派ぞろい

お菓子の歴史研究家、猫井登さんは「チーズケーキのもとは古代ギリシャの『トリヨン』という説が濃厚」と話す。チーズはアラブの遊牧民がヤギや羊の胃袋にミルクを入れて移動する間に偶然に生まれたとされる。トリヨンはそのチーズとミルク、卵を混ぜてゆで、ハチミツの甘みを加えたものという。

焼いたチーズケーキの原型はポーランドの郷土菓子といわれる。ユダヤ人の移民がアメリカに持ち込み、チーズの風味が濃厚なニューヨークチーズケーキに進化したという。

その後、菓子の原料によく使われるクリームチーズが生産され、焼かないレアチーズケーキも誕生。日本では1970年代後半に雑誌をきっかけにブームが起き、なじみのある菓子となった。

取り寄せる場合、商品は冷凍か冷蔵の状態で配送される。冷蔵の際は到着日に食べきらねばならない場合もあるので、注意しよう。

  ◇  ◇  ◇  

 調査の方法 チーズケーキや取り寄せ商品に詳しい編集者らのお薦めと2006年9月に掲載した「取り寄せチーズケーキランキング」の10品を加えた36品を中心に専門家10人が20品ずつ選び、5人以上が推した23商品を取り寄せた。チーズの風味や後味の良さなどを軸に試食し、順位付けしてもらった。選者は次の通り。(敬称略、五十音順)

 aiko*(お取り寄せ生活研究家)▽石塚利彦(甘党男子)▽小沢英樹(フードアナリスト)▽君島佐和子(「料理通信」編集長)▽末吉純子(チーズプロフェッショナル ザ・チーズ・ルーム講師)▽瀬戸理恵子(フードライター)▽chico(スイーツライター)▽福田淳子(「チーズケーキパーフェクトブック」著者)▽松本学(ご当地グルメ研究会社長)▽村瀬美幸(世界最優秀フロマジェ2013)

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