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2022年冬季五輪は北京 大会史飾った日本選手

2022年冬季五輪の開催地が北京に決まった。史上初の夏冬開催都市となる北京で、どんな新しいドラマが生まれるのだろうか。日本人選手の活躍を中心に冬季五輪の歴史を振り返った。

本命視されていた北京

北京は08年夏季をはじめとするビッグイベントの開催実績やマーケティングなど財政力が「安定感」としての評価につながっていた。

一騎打ち、アルマトイ及ばず

アルマトイ(カザフスタン)は半径約30キロ圏内に既存を含む全施設が収まるコンパクトな会場計画を作ったが及ばなかった。

3月に現地を訪れたIOC調査委員会がまとめた報告書では「移動時間が短く、雪質がいい」と評価されていた。
「本命」の北京か アルマトイか 22年冬季五輪開催地、31日決定(7月25日)

2022年大会で冬季五輪はほぼ1世紀を迎える。

第1回は1924年、仏シャモニー

1924年1月25日、16カ国から258選手が集まり、第1回の冬季五輪がフランスのシャモニーで開幕した。競技種目は16で、スキーやスケートだけでなく、カーリング、ボブスレーなども最初から採用された。
日本選手が参加したのは第2回のサンモリッツ(スイス)大会からだが、なかなかメダルには手が届かなかった。初めてメダルを取ったのは56年のコルティナダンペッツォ(イタリア)大会。アルペンスキー回転に出場して見事銀メダルに輝いた猪谷千春選手だった。
(アーカイブ)1924年1月25日 初の冬季五輪が仏で開幕(2011年1月24日)

1972年アジア初、札幌五輪

1972年の札幌冬季五輪で日本中を熱狂の渦に巻き込んだのがスキーのジャンプ70メートル級だった。日本選手がメダルを独占したのだ。

札幌冬季五輪・70メートル級ジャンプ、日本が金、銀、銅を独占。表彰式で大観衆に手を振る日本飛行隊。左から金野(2位)、笠谷(1位)、青地(3位)の3選手=1972年2月6日、宮の森シャンツェ。
(92年のアルベールビル冬季五輪では)スキーの複合団体で日本チーム=三ケ田礼一(リクルート)、河野孝典(野沢温泉ク)、荻原健司(早大)=が金メダルを獲得した。
冬季五輪での日本の金メダルはジャンプの笠谷幸生以来20年ぶり2度目、複合でのメダルは史上初めて。
五輪スキー、日本、複合団体で初の「金」(1992年2月19日)
(94年のリレハンメル冬季五輪では)スキーのノルディック複合団体で日本チーム=河野孝典(野沢温泉ク)、阿部雅司(東京美装)、荻原健司(北野建設)=が前回のアルベールビル大会に続き連覇を果たし、金メダルを獲得した。日本勢の冬季五輪での連覇は初めて。
リレハンメルオリンピック スキー複合団体、日本連覇(1994年2月25日)

1998年、長野五輪で金メダル5個

72カ国・地域から約2300人の選手が参加。地元日本は冬季史上最多となる金5、銀1、銅4の計10個のメダルを獲得した。
長野五輪閉幕、日本、冬季最多メダル10(1998年2月23日)
スピードスケート男子500メートル。日本選手で長野大会初の金メダルを獲得し、ゴール後にガッツポーズをする清水宏保(2月10日、長野市のエムウエーブ)
ジャンプ団体で大逆転。金メダルが決まり抱き合い喜ぶ船木和喜ら日本チーム(2月17日)

清水宏保選手、ジャンプ団体(原田雅彦、船木和喜、斎藤浩哉、岡部孝信)の4選手に加えフリースタイルスキー・女子モーグルで里谷多英選手、ジャンプ・ラージヒルで船木選手、スピードスケート・ショートトラック男子500メートルで西谷岳文選手がそれぞれ金メダルに輝いた。

長野ドキュメント、メダルラッシュ(1998年2月23日)

21世紀はフィギュアで栄冠

トリノ五輪・フィギュア女子で優勝、金メダルを手にする荒川静香(2006年2月23日)
(2006年のトリノ五輪で)荒川静香(プリンスホテル)がフィギュアスケート女子で金メダルを獲得した。芸術性の高いフィギュア競技でアジア選手の五輪優勝は史上初の快挙となった。
フィギュアの日本のメダルは1992年アルベールビル大会銀の伊藤みどり以来2個目。女子の金メダルは98年長野大会の里谷多英に次ぎ2人目となった。
フィギュア女子、荒川、逆転の金(2006年2月25日)
ソチ五輪で日本男子初のフィギュア金メダルを獲得した羽生結弦
(2014年のソチ五輪で)日本選手団は1998年長野五輪の10個に次ぐ歴代2位、海外では最多の8個のメダルを獲得した。フィギュアスケート男子の羽生結弦(19)が金メダルに輝いた。
スノーボード男子ハーフパイプ2位の平野歩夢(15)とジャンプ男子ラージヒル2位の葛西紀明(41)は、日本の冬季五輪メダリストの最年少、最年長記録を塗り替えた。
ソチ冬季五輪、華やかに閉会式 日本はメダル8個(2014年2月24日)

次回大会は韓国・平昌

次回2018年の冬季五輪は韓国・平昌(ピョンチャン)で行われる。会期は2月9日~25日。

平昌五輪は財政難から準備が遅れ、ボブスレーとリュージュ、スケルトンのそり競技について、長野市の「スパイラル」など国外施設での実施が検討された。
大会組織委員会は(2014年12月)全ての競技を予定通りに韓国国内で実施すると発表した。
全競技を韓国国内で実施 平昌冬季五輪組織委が発表(2014年12月12日)
新種目にスノーボードのビッグエア、アルペンスキー混合団体、スピードスケートのマススタート、男女2人一組によるカーリングの混合ダブルスの採用を決めた。
ジャンプ混合団体の採用は見送られ、スノーボードのパラレル回転は実施種目から除外された。
スノボのビッグエアなど新種目に 平昌冬季五輪(6月9日)

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