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ソニー「初の無配」、成長シナリオ示せるか

記者会見に臨むソニーの平井社長(17日、東京都港区)

ソニーが成長戦略の再構築を迫られている。コア(中核)事業と位置づけるスマートフォン(スマホ)事業の中期戦略を見直し、減損約1800億円を営業損失として計上すると発表。具体的な成長シナリオの再提示が急務だ。

スマホ不振で今期最終赤字2300億円

ソニーは17日、2015年3月期の連結業績見通しを下方修正するとともに、1958年の上場以来初の無配になると発表した。最終赤字は当初見込みの500億円から2300億円に拡大する。
高価格帯では「iPhone」の米アップル、低価格帯では急速に事業を拡大する中国勢に挟まれ、13年度のような成長を維持するシナリオが見通しにくくなってきた。
ソニー赤字拡大 初の無配 スマホ不振で今期最終2300億円(9月18日)

社債市場もソニーに一段と厳しい目

日本格付研究所(JCR)は17日、格付けの引き下げを検討すると発表した。18日にはスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)も格下げの検討を発表、格付投資情報センター(R&I)は「強い下方圧力がかかる」と警鐘を鳴らした。
もっとも、社債市場では「既に信用力は乏しかった」(外国系証券)と突き放した見方が多い。

ソニーの信頼回復に3条件

1つは会社側が強調する「今期に構造改革をやりきること」(平井社長)だ。
2つ目はエレクトロニクス分野の再編だ。同分野の営業損益は今期予想を含む10年間累計で約4100億円の赤字になる。
3つ目はエンターテインメント分野(映画と音楽)への特化だ。同分野の営業利益は10年間累計で約7100億円にのぼる。

無配は復活への最後のメッセージか

過去、業績不振で創業期以来の無配を発表した企業は数多いが、発表時がその企業の「どん底」だったケースは少なくない。
見極める手がかりの一つは、復活までの雌伏期を支える「金のなる木」をその企業が持っているかどうかだ。

ゴーグル型端末で活路見えるか

世界最大級のゲーム見本市「東京ゲームショウ(TGS)2014」が18日開幕した。話題を集めているのはソニーや韓国サムスン電子が出品したゴーグル型の端末。
ソニーは発売時期を明らかにしていないが、業界では2015年にも商品化する可能性があるとみられている。
ソニー・コンピュータエンタテインメントのゴーグル型端末「プロジェクト モーフィアス」(18日、千葉市美浜区の幕張メッセ)

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