オリックス森脇監督、準備・集中で勝負弱さ改善
スポーツライター 浜田昭八

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2014/7/6 7:00
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オリックス・森脇浩司監督の口癖は「準備」と「集中」。それに「今やるべきことを、当たり前にやる」だ。試合前後の談話に頻繁に出てくる。ミーティングでも話の根幹は、これで貫いている。派手ではないが、同監督のぶれない姿勢が如実に示されている。

うっとうしがられてもお構いなし

長期ペナントレースの間には、選手も首脳陣もつい惰性に陥ることがある。頻繁に対戦する相手でも、状態は日々に変わる。その姿を観察、分析し、戦う備えに怠りはないか。疲れや慣れが災いして、集中力を欠いていないか。そして、勝つための役目をしっかり把握しているか。

プロ生活を5年も送れば、監督のこんな話はうっとうしい。だが森脇はお構いなしだ。ダイエー(現ソフトバンク)のコーチ時代から終始一貫、これで通した。優勝を狙える位置にいる今は、これに「1ランク上の準備」や「より集中」などの、強調し、念を押す言葉が加わるようになった。

監督に昇格した昨季は打線が振るわず、5位に終わった。それも、終盤に大崩れして最下位に落ちた日本ハムに助けられた形だった。優勝は2005年に発足した楽天。オリックスは21世紀になって優勝のない、パ・リーグ唯一の球団になった。

渋い球団が大補強、覚悟を迫られ

補強に渋い球団が、今季は大補強した。そっぽ向いてきたフリー外国人やFA選手の争奪に、積極的に参戦した。4番候補のペーニャ、捕手・山崎(ソフトバンク)、三塁・ヘルマン(西武)、ベテラン外野手の谷(巨人)、鉄平(楽天)を次々に獲得した。

さらにキャンプ前には、現役大リーガーでオジー・スミス2世といわれた内野手・ベタンコートを加えた。李大浩をソフトバンク、バルディリスをDeNAに取られたが、これで穴は埋まった。

ドラフトでは吉田一将(JR東日本)、東明大貴(富士重工)ら、即戦力の投手に狙いを定めて取った。「さあ、この戦力で戦え」と、森脇は覚悟を迫られたのだ。

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