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アルゼンチン守備不安 オランダは決定力高く

準々決勝・展望(下)

アルゼンチンは2006年ワールドカップ(W杯)も10年W杯も準々決勝でドイツに敗れた。今回の相手、ベルギーは12年ぶりのW杯でドイツのような常連国ではない。とはいえ、欧州で活躍する個性派ぞろいのベルギーは伸び盛りのチーム。かみ合えば強豪にも一泡吹かせられる。

メッシを中心に攻め込むアルゼンチン=写真 浅原敬一郎

メッシ依存との懸念が聞こえるアルゼンチンだが、決勝トーナメント1回戦ではメッシが相手を引きつけてアシスト役となり、ディマリアが決勝点を奪った。4得点のメッシを周囲がおとりとして使う形が出たことはプラス材料だ。アグエロが負傷離脱したが、代役のラベッシも働き者で攻撃での貢献度は高い。むしろイグアインが無得点と静かなのが気掛かり。

アルゼンチンはDFに不安を抱えており、ハードマーカーのMFマスケラーノをかわせばベルギーにも付け入る隙がある。セットプレーでの守りでも再三冷や汗をかいており、194センチのフェライニを擁するベルギー相手に苦労しそう。

ベルギーは交代選手が3試合で得点している。スピードのある手駒が多く、持久戦になれば強みを発揮するだろう。アルゼンチンは先制された試合がなく、追う展開になったときの反発力はどうか。

オランダ・ロッベンの単独突破は相手チームの脅威=写真 上間孝司

前回準優勝のオランダと、8強は初舞台のコスタリカが手合わせ。実績優位のオランダが試合をどう運ぶかに注目したい。余裕が焦りに変わるようなら、コスタリカがワンチャンスで番狂わせを演じる可能性も膨らむ。

ともに5バックの守備的布陣から逆襲速攻を武器に勝ち上がってきた。しかし今回は力関係からしてオランダが攻めに出るのではないか。SBが高い位置をとって圧力を強めるだろう。オランダは出場チーム最多の12得点、決定力は高い。

このチームの最大の武器はロッベンの単独突破。安易に球を失うことはなく、わかっていても止められない。メキシコ戦では得意のドリブルからPKをもらって決勝点につなげた。ファンペルシーの状態がベストでなく、マークが集中する中、それを楽しむかのようにピッチを快走している。

コスタリカは身長187センチながら足元もうまいルイスから糸口をつかみたい。所属はオランダのPSVだから相手守備陣の狙いどころもわかっているはず。GKナバスは13~14年のスペインリーグでシュート阻止率トップの実力派で、ギリシャ戦のPK戦でもビッグセーブを見せた。PK戦は望むところか。

(フォルタレザ=岸名章友)

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