無国籍通貨の金、中国が存在感 - 日本経済新聞
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無国籍通貨の金、中国が存在感

消費・生産ともトップ

無国籍通貨と呼ばれる金。希少性が高く、性質が変化しない特徴がある。無価値にならないため、ドルやユーロなど主要通貨の信用が落ちた時や紛争など有事の際に投資家の人気を集めることが多い。有史以来の生産量は17万トン余りで、オリンピックプール3.5杯分にすぎない。用途は地金(延べ板)、コインといった投資向けや宝飾品のほか、歯科材料や電子部品などの工業用にも使う。地金や宝飾品などの個人の消費は長くインドが世界一だったが、2013年に中国がトップに立った。新興国では金を好む文化に加え、自国通貨の代わりに保有する人も多い。中央銀行も金庫に外貨準備として金を保有するが、最近は中国やロシアが保有量を増やしている。一方、生産国はかつては南アフリカがトップだったが、現在は中国。金市場では消費と生産の両面で中国の存在感が増している。

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