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松坂大輔、8年目の夏 「何が起きても動じない」

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2014/7/2 7:00
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大リーグ8年目の今季、松坂大輔(33)はメッツ傘下の3A・ラスベガスで開幕を迎えた。4月16日にメジャーへ昇格すると、中継ぎ、ロングリリーフ、抑えと様々な状況で結果を出してきた。今は先発ローテーションの一角に落ち着いたが、安泰とはいえない。「何でもできる」という高い評価は、いつどんな役割を振られるか分からないことでもあるからだ。

開幕から3週間、ブルペン要員で昇格

「もう、イレギュラーなことが起きても引きずらなくなった。この2年で強くなった」。松坂は笑いながら話す。

開幕直前まで先発5番手争いをし、結果を残しながらもマイナー行きを通告された。さすがにショックを隠せなかったが、開幕から3週間もたたぬうちに昇格した。ただ、プロ入り後ずっと先発で投げてきたのに、ブルペン要員である。5月中旬、先発のジーが故障者リスト入りしても、3Aからメジャー初昇格させた2投手がまず試された。うち1人が3Aに戻って、やっと出番がきた。

4月のメッツはナ・リーグ東地区で3~4位あたりをウロウロしていた。6月末現在、首位から8ゲーム差の4位と低迷する。チーム防御率はリーグの真ん中前後だが、打率は下から3番目。プレーオフ進出を諦めるのはまだ早いものの、士気の上がる雰囲気でもない。

近年、6月ごろのメッツはこれがお決まりのパターンだ。その6月、松坂は5度先発して1勝2敗。食中毒のような症状が出て1回で降板した日もあったが、2日後には救援をこなした。クオリティースタート(先発で6回以上投げて自責点3以下)は1度。月間防御率4.18は、今季通算のリーグ防御率ランキングでは40位前後に相当する。

先を見据え投球スタイル変更に挑戦

2011年に右肘靱帯の再建手術を受け、復帰した12年は1勝7敗、防御率8.28に終わった。レッドソックスからフリーエージェントになり、13年はインディアンス傘下の3Aで8月中旬まで過ごした。そのころから直球主体ではなく、緩い球や動く球を多用する投球に取り組んでいる。

「これから先、何年やるか分からないけれど、何年もやるために今、少しずつ中身を変えていっているところ」と松坂。今季は「すぐ昇格するかも」と言われたので、3Aでじっくり取り組む余裕がなかったという。

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